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ノーベル化学賞の受賞者で劇作家でもあるロアルド・ホフマン氏が原作を手がけ、福岡在住の作家が挿絵を担当した絵本の原画展が、玖珠町の「わらべの館」で開催されています。絵本は、長崎の原爆を題材として平和の重要性を表現した物語です。
ロシアによるウクライナ侵攻によって当地で戦禍が広がる中、県がこのような平和への取組をもっとPRすべきではないでしょうか。
ご提言の原画展は、玖珠町が日本童話祭の特別企画として行っているものですが、展示されている38点の中でも、絵本「ざっそう weeds」は、長崎の原爆を題材とした名作であることから、新聞に取り上げられるなど注目を集めています。残りの会期がわずかであることなどから、県としてできることは限られますが、SNSの県公式アカウントにより、微力ながらPRのお手伝いをさせていただいたところです。
平和は人類共通の願いであり、過去の悲惨な戦争の教訓を忘れることなく、次の世代に語り継いでいくとともに、二度と戦争の惨禍が繰り返されることのないよう、恒久平和の確立に不断の努力を続けていくことは大変重要なことです。
若い世代を中心とした平和意識の希薄化が懸念される中、戦争の悲惨さや命の尊さ、平和であることの大切さなどについて、引き続き、様々な機会を捉えて啓発していきたいと考えています。
企画振興部 広報広聴課
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