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魚の住処を作る施策が必要ではないでしょうか。例えば、市販のブロックにロープを結び海に沈めると、いずれロープに海藻が着生し、魚が卵を産み付け、サザエや伊勢海老等の餌場になり、海が豊かになると思います。検討してみてはいかがでしょうか。
海藻群落いわゆる「藻場」は稚魚やサザエ等の住処となることが知られています。県では、「藻場」を増やすため、海藻が生育する水深に自然石やコンクリートを設置しています。
また、漁業者も藻場の重要性は認識しており、県内各地で海藻を食べる生物を除去したり、親となる海藻を海中に沈めるなどの活動をしています。
ご提案のあった海中にロープを沈めることは、条件がそろえば海藻が生えることが期待できますが、ロープがちぎれて漂流し、船のスクリューに絡まる場合もあり、船舶の航行に支障をきたす恐れがあるので慎重に取り組む必要があります。
県としては引き続き藻場や隠れ家を増やす事業を実施するとともに、藻場を守る漁業者の取り組みを支援することで、魚の住処となる藻場の維持、拡大を図りたいと考えています。
農林水産部 水産振興課
Tel:097-506-3955