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宇佐市のドジョウ料理は、全国どころか九州内でも知られていないようで、おいしいのに残念に思います。
大分といえば鶏肉の天ぷらが著名ですが、宇佐市のドジョウ料理がもっと知られるように関係者に尽力いただきたいです。
どじょうは頭から丸ごと食べることができ、カルシウムはうなぎの8倍以上もあることから、「うなぎ一匹、どじょう一匹」と言われるほど栄養価が高い食材です。どじょうの養殖は全国的に水田を利用した養殖が主流でしたが、大分県では平成14年に全国に先駆けて、コンクリート水槽に泥を敷かない「無泥養殖」の技術を開発しました。この方法で生産されたどじょうは、「骨を感じない柔らかな食感」と「えぐ味のない旨味」を兼ね備えているため、東京都内のどじょう料理老舗店から「最高の品質」との評価を受けています。
どじょうを広く知ってもらうため、昨年は東京都内の飲食店での提供を行いました。3~6月にホテルで開催した大分フェアでは「温泉どぜうのムニエル安心院の赤ワインソース添え」、11月には大分県公式アンテナショップ坐来大分で「宇佐温泉どぜう卵締め」を提供し、料理長からも素材の素晴らしさを評価していただきました。
しかしながら、まだまだ全国的な知名度が低いため、今後とも生産者や関係機関と連携しながら、県産養殖どじょうやどじょう料理の知名度向上及び消費拡大に努めていきます。
農林水産部 漁業管理課
Tel:097-506-3915