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今後、南海トラフで大型地震が予想されていますが、県としての対策が見えてきません。どんな対策をしているかPRが必要ではないでしょうか。
県では、喫緊の課題である南海トラフ地震等の大規模災害に備えて、ハード面とソフト面の対策を適切に組み合わせて進めています。ハード面では、緊急輸送道路の橋りょうや公共建築物の耐震化をはじめ、県経済の要となる大分臨海コンビナートの護岸改修等を進めており、ソフト面では、津波ハザードマップの作成や防災訓練など実施しています。
特に、被害者を大幅に減らすためには、早期の避難が重要であるため、防災アプリやメールなど迅速な情報伝達手段の普及、災害を疑似体験できるVR動画や地震体験車の活用による防災意識や知識の向上等に取り組み、災害による死者を限りなくゼロにすることを目指しています。
また、昨年度から新たにドラマ仕立てで地震・津波等の対策を紹介する「防災啓発動画」をYouTubeで配信しています。この動画をさらに周知するため、テレビやラジオ、大分駅周辺の大型ビジョン等で6月からCMを放映する予定です。
これらの取組については、大分県地域強靱化計画にとりまとめて県ホームページで公表し、広報番組や広報紙等でも周知を図っているほか、地域の防災を担う市町村とも連携し、市町村報やケーブルテレビなど住民向け媒体を活用した情報発信も行っています。今後も、地域の防災活動の要となる防災士や自主防災組織の取組、10月に開催予定の県総合防災訓練などを通じて、しっかりとPRしていきます。
生活環境部 防災対策企画課
土木建築部 建設政策課
Tel:097-506-3139
Tel:097-506-4559