本文
最近の報道で「自分の心は女性である」と主張する男性が女湯や女性トイレに侵入する事件を目にしました。県外からの女性利用客の足を遠ざけないためにも、公共の施設(浴場、トイレ、更衣室など)では心の性ではなく、体の性別に従って使用するよう条例を定め、観光サイトなどで周知してほしいです。
心と体の性が一致しない性的少数者にとって、公共の場でのトイレや公衆浴場などの利用は心身の健康に影響を及ぼす重要な問題です。一方で、盗撮等を目的に性的少数者を偽る行為は、性的少数者への誤解や差別・偏見を助長するものであり、許されることではありません。
このため、性的少数者の意思を尊重しつつ、他の利用者には不安を覚えさせることのないよう、工夫や調整をすることが望ましいと考えます。
例えば、誰でも利用できる「みんなのトイレ」や「貸切風呂」、「家族風呂」といった施設は、普段から誰にとっても安心して気兼ねなく利用できるものです。
県では、現在、有識者による「性的少数者への理解促進に関する調査研究会」を設置しており、ご指摘のあった内容も含め、丁寧に議論を進めるとともに、引き続き、理解促進に向けた啓発に努めていきます。
生活環境部 人権尊重・部落差別解消推進課
Tel:097-506-3172