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熱中症予防についてもっと踏み込んだ注意喚起が必要ではないでしょうか。
電気代高騰及び節電の意識からエアコンの使用控えがあるかもしれません。エアコンを使い始める外気温や室温等、具体的な数値を提示したら、県民もエアコンを使用しやすくなると思います。特に一人暮らしのお年寄りは自覚症状に気づいたときには手遅れという場合もあります。夜間就寝中でも熱中症になることがあるというのも記載したほうがいいと思います。
熱中症は、例年、梅雨入り前からの5月頃から発生し、梅雨明けの7月下旬から8月上旬に多発する傾向があり、令和3年度の熱中症による、県内での救急搬送者は609名で、そのうち2名が死亡しています。これを発生場所別に見ると「住居」が約5割を占めており、年齢別では「高齢者」が6割を超えている状況です。
このため、県では、薬局、商店やコンビニエンスストア等の協力により、毎年7月から9月にかけて「熱中症一時休憩所」を設置するなど、熱中症対策に取り組んでいます。
ご提言いただいた事項の周知・啓発については、取り急ぎ、エアコンを使い始める室温の目安は28℃であることをホームページに明記するとともに、厚生労働省が作成したチェックリストも添えるなど、特に高齢者への注意事項として掲載内容を充実しました。また、可能であれば、その他の媒体も活用して周知に努めるとともに、保健所や市町村など関係機関の窓口へも注意喚起の協力を呼びかけます。
今後とも、熱中症予防に関する情報をより多くの県民の皆様に知っていただけるよう、積極的に周知・啓発していきます。
福祉保健部 健康づくり支援課
Tel:097-506-2663