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県の借金にあたる県債残高が増加傾向にありますが、今後の対応を教えてください。歳入の確保や今後の行財政回復への取組、どのような節約を徹底するのか、具体的に分かりやすく説明をお願いします。
県債は、主に道路・橋りょうなどの公共施設の建設や災害復旧事業などの財源として発行することが認められており、県債を活用しながら必要な投資を戦略的に実施しています。
近年は、令和2年7月豪雨災害からの復旧・復興事業を始め、頻発・激甚化する自然災害へ備えるため、河川拡幅等の防災・減災事業を積極的に進めていることから県債残高は増加傾向にあります。
一方、安定的な財政運営のためには、県債残高の適正な管理が重要です。県では、臨時財政対策債など、その償還額が国から交付税で措置されるものを除いた実質的な残高について、6,500億円以下で維持することを目標としています。
令和3年度においても、行財政改革推進計画に基づき、予算編成段階での事務事業見直しやスクラップ・アンド・ビルド、事業執行段階での節約、業務効率化などに取り組むことにより、約80億円の県債発行を抑制しました。その結果、令和4年度末の実質的な残高は約6,300億円と目標の水準を維持できる見込みです。
今後とも、行財政改革の取組を徹底し、県債残高の適正管理も含め安定的な財政運営に努めます。
総務部 財政課
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