山の太陽光パネルについて（令和４年４月回答）

ご提言の内容

　県内でも山を切り開いた場所に太陽光パネルを設置していますが、土砂崩れ対策など安全管理は大丈夫でしょうか。

回答

　近年、再生可能エネルギーに対する関心が高まる中、森林を伐採・整地して太陽光発電施設を設置しようとする事業者等が増加しています。
　こうした森林の開発においては、その面積が１ｈａを超える場合、森林法に基づく林地開発許可が必要となり、土砂災害等につながる、無秩序な開発は抑制される仕組みとなっています。
　具体的には、事業者等からの林地開発許可申請に対して、土砂災害や水害のおそれ、水源かん養機能の低下、環境の悪化等が生じないよう厳正に審査をします。
　特に、土砂災害の防止の観点では、「崩壊のおそれがないか」、「降雨に対する排水施設や洪水調整池が適切か」等を審査することで、下流域の安全確保に努めています。
　こうした要件を満たさなければ、林地開発は許可しておらず、また、許可を行った場合は、現地調査を行い、開発行為が適切に行われるよう事業者等の指導を行っています。
　森林の有する公益的機能を適切な状態で次世代に引き継ぐためにも、林地開発許可にあたっては、引き続き、慎重かつ適正に対処していきます。

この回答に関する問い合わせ先

農林水産部　森林保全課

Tel:097-506-3863