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介護の方法として介護従事者の負担を軽減する「ノーリフティングケア」というものがあることを知りました。他県では「ノーリフティングケア宣言」をしているところもあるようです。県内の介護事業者だけではなく、広く周知してはどうでしょうか。
ノーリフティングケア(持ち上げない・抱え上げない・引きずらない介護)の実践は、介護スタッフの身体的負担の軽減による腰痛予防はもとより、介護される人の緊張をやわらげ、身体的・精神的にもよい影響を及ぼすことが明らかになっています。
県では、介護サービス事業所等における職場環境改善と介護人材の確保・定着を図るため、ノーリフティングケアの普及と導入促進に取り組んでおり、施設管理者に対する研修や指導者養成研修の開催、ノーリフティングケア用福祉機器の施設への導入助成などを行っています。
また今年度、ノーリフティングケアを組織全体で実践し、労働安全衛生面で顕著な改善が見られる介護施設を広く紹介する「ノーリフティングケア推進施設指定制度」を創設しました。本年9月には、県内6施設に指定証を交付した様子を、県庁ホームページなどで県内外に広くお知らせしています。
今後は、指定を受けた先進施設において、未導入施設の職員に対する研修を実施するなど、引き続きノーリフティングケアの県内介護施設への普及促進に努めます。
福祉保健部高齢者福祉課
Tel:097-506-2684