ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ご提言の紹介 > 宇宙産業の振興について(令和3年9月回答)

本文

宇宙産業の振興について(令和3年9月回答)

印刷ページの表示 ページ番号:0123656562 更新日:2021年10月20日更新

ご提言の内容

 大分空港が宇宙港にという話は、大分にとっては千載一遇の大チャンスと思います。
 大分県には、地熱発電やドローン事業、水素技術の事業化など目を引く事業がありますが、今回の宇宙港事業が県の根幹事業になると捉え、国東半島一帯を単なる観光地ではなく、一大宇宙産業地域にしてシリコンバレーの様になってほしいと思います。

回答

 県は、大分空港からの人工衛星の打ち上げを目指す宇宙港の取組を進める上で、打ち上げの実現を目指すだけではなく、宇宙港を核とした新たな経済循環の創出を見据えて取組を進めています。
 世界的な宇宙産業の市場規模は、現在の約40兆円から2040年代には約100兆円を超えると予測されています。また、我が国の「成長戦略実行計画」等においても、宇宙産業を成長産業として積極的に推進することとされていることから、ご提言いただいたとおり、宇宙産業への挑戦は、本県にとって大きなチャンスになると考えています。
 今後、大分空港から定期的な打ち上げが行われた場合には、打ち上げ開始から5年間で県内に約102億円の経済波及効果がもたらされると推計しています。この経済波及効果は、人工衛星打ち上げに直接関わるものに観光関連の効果も合わせて推計したものですが、これらの推計には含まれていない、宇宙港から波及する宇宙ビジネスの創出も重要と考えています。特に、人工衛星のデータ利活用によるビジネスは、今後の市場成長が見込まれる分野であることから、県外の衛星ベンチャーと県内企業とのマッチングの機会を創出するなどの取組や普及啓発を進めており、既に、県内から国の実証事業に採択された事例も出ています。
 加えて、将来的に宇宙産業に携わり、産業を支えていく人材の育成についても、段階的に進めていきたいと考えています。
 シリコンバレーのような産業集積地域の実現は一朝一夕には難しいものですが、県内の企業が日本内外に所在する宇宙産業の関係者からも選ばれ、宇宙産業へ積極的に挑戦できるよう様々な可能性を探りながら、宇宙港を核とした経済循環の実現を進めていきます。

この回答に関する問い合わせ先

商工観光労働部先端技術挑戦課

Tel:097-506-2947


ご提言の紹介