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スマートフォンやパソコンでの通信機会が増える中、その利用方法を学びたいと思っている高齢者の方々に何か支援ができませんか。
技能向上のために、互いに学び合うボランティアグループの育成やリーダーの養成を支援することは、団塊世代の方々の活躍促進やICT機器の活用という時代の要請にもつながると考えます。
県では、健康寿命日本一の実現に向けて、高齢者の元気づくりや介護予防に取り組んでいます。なかでも、高齢者が地域の公民館などに集まって体操や趣味の活動を行う「通いの場」は県内に2,889か所あり、その参加率は日本一となっています。
コロナ禍により、残念ながら従来どおりの活動は難しくなっていますが、そうした中にあっても地域でのつながりや人との交流を維持し、生活機能を維持・向上できるよう、現在はタブレットなどを活用した「オンライン通いの場」を推進しています。
ご指摘のような通信技能を学ぶ支援も大事です。今年度は、「シニアのためのやさしいオンライン交流体験会」を6市9か所で開催し、スマホやタブレットをはじめ、ZoomやLINEの体験の場を提供しています。体験会は、通いの場のリーダーを中心にお声がけしていますが、参加したリーダーの皆様には、学んだノウハウをぜひお仲間の皆さんにも伝えていただくようお願いしているところです。
今後とも、こうした取組により高齢者の通信技能の向上を支援しつつ、高齢者が住み慣れた地域でいつまでも健康に暮らせる大分県づくりに取り組んでいきます。
福祉保健部高齢者福祉課
Tel:097-506-2694