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ホーバークラフトの事故が多発しています。国内唯一となるホーバークラフトは県内外の注目を集めていますが、不安が残ります。事故原因を追究し、対策することほか、早急に実現可能なスケジュールを示し、体制強化を図ることが必要だと考えます。
大分市と大分空港を結ぶ定期就航のスケジュールはどのように計画していますか。また、県内経済波及効果が約614.2億円との推計調査結果がありますが、こちらはいつ実現するのでしょうか。
ホーバークラフトの訓練中の事故については、運航事業者において原因究明及び再発防止策の徹底に加え、訓練時の操船手順や人員配置の見直し、イギリスから熟練した教官を招き、追加の操船訓練を受ける等の体制強化策を実施しています。
また、昨年11月30日に就航した別府湾周遊便は、これまで安全を最優先に運航されており、日々安全運航の実績を積み重ね、万全の体制で定期就航に繋げていただきたいと考えています。
定期就航に向けては、現在、運航事業者において船の操縦やメンテナンスに係る人材の育成強化等に励んでいる段階であり、現時点で、国の安全確認検査の受検や実際の就航時期を正確に見通せる状況にないと聞いています。
令和3年10月に公表した海上アクセス運航事業に係る経済波及効果等の推計結果については、運航開始から20年間で得られる経済波及効果として推計していることからも、安全を第一に、早期の就航を目指してほしいと考えています。
企画振興部 地域交通・物流対策室
TEL:097-506-2153