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1月28日に埼玉県八潮市の県道で発生した陥没事故に驚いています。流域下水道の下水管の破損に起因して発生した可能性が指摘されています。大分県においても、早急に道路状態について点検と現状把握が必要だと思います。
県における道路の修理や老朽化対策などの取組について、教えてください。
県では、路面の変状などを早期に発見するために日常道路パトロールを行っており、年間40件程度の規模の小さい路面陥没を確認しております。
その原因の多くは横断暗渠(あんきょ:地下に埋没された水路や、地表にあっても水面が見えないようにふたがしてある水路)等によるもので、陥没が発見されれば早急に補修を行っています。
また、陥没につながる路面下の空洞の調査を、県が管理する緊急輸送道路の約1,400kmで、平成27年度からレーダーを搭載した空洞探査車により計画的に調査を行っています。
これまでに705か所の空洞を発見しましたが、その多くが60cm未満の小規模なものであり、随時補修しています。
また、その中で明らかに下水道に起因する空洞はありませんでした。
陥没以外にも道路の老朽化対策として、トンネルや橋梁などの施設は、定期的に点検を行うとともに、計画的に補修工事を実施し長寿命化に努めています。
土木建築部 道路保全課
TEL:097-506-4584