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しいたけの効用

印刷ページの表示 ページ番号:0000004490 更新日:2010年1月20日更新

体にいいこと、こんなにいっぱい!健康としいたけ

骨を強化!ビタミンDの宝庫

 ビタミンDは、腸からのカルシウムの吸収を助けます。骨が弱くなりがちな女性や成長期のお子さんに特におすすめです。
 牛乳で戻してシチューにしたり、チーズをのせて焼いたり、カルシウムの多い食材と組み合わせて使ってみましょう。
ビタミンDとカルシウム
   

使う前に日光浴!(エルゴステロールという物質がビタミンDに変身!)

 日光浴をさせるときは、できるだけ容器から出してヒダを上にして日に当てましょう。
 窓越しよりも、窓を開けた方がより効果的です。
(ビタミンDを増加させる紫外線は、ガラス越しだと30%程度に減少するという研究報告もあります。直射日光が当たらなくても乱反射で光が届くので、室内の場合は窓を開けることをおすすめします。)

★紫外線照射によるビタミンDの増加★

 下のグラフは、紫外線ランプ(主波長:254nm、紫外線強度:77µw/cm2)照射時間毎の乾しいたけビタミンD含有量を表したものです。ヒダ側から紫外線をあてた場合、照射時間1分でも1日1~2枚でビタミンDの1日の必要量(5.5µg)を取ることができます。

ビタミンD含有量の推移
日本冷凍食品検査協会調べ

抗酸化作用で身体いきいき

 しいたけにはエルゴチオネインというアミノ酸の一種が含まれています。
エルゴチオネインはビタミンEの約7,000倍の抗酸化作用があると言われており、熱にも強い成分です。
 一部化粧水や育毛剤にも使用されているようです。水溶性なので、乾しいたけの戻し汁もしっかり使いましょう。

お通じ爽快 食物繊維&カリウム

乾しいたけには食物繊維がたくさん含まれています。また、カリウムは腎臓で老廃物の排出を促すなどの働きがあります。

うま味を活かして塩分控えめに

乾しいたけには3大うま味成分の一つ、グアニル酸が豊富に含まれています。他のうま味成分と合わせると、更なる  
相乗効果が期待できます。子供の頃から自然の“うま味”に親しんでおくことが大切です。

血圧、コレステロールを下げる

しいたけ特有の成分であるエリタデニンには悪玉コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を高める働きがあ
ると言われています。