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年末年始、餅による窒息事故に御注意ください!

印刷ページの表示 ページ番号:0020201225 更新日:2020年12月25日更新

-加齢に伴い、噛む力や飲み込む力が衰えてきます。小さく切って、少量ずつ食べましょう。-

 厚生労働省の人口動態調査1によると、「不慮の事故」による死因のうち、食物が原因となった窒息による65歳以上の高齢者の死亡者数は、年間3,500人以上、中でも、80歳以上の死亡者数は2,500人以上です。
 さらに、人口動態調査の調査票情報2を基に、消費者庁で平成30年から令和元年までの2年間を分析したところ、餅による窒息死亡事故の43%が、餅を食べる機会が多い1月に発生しており、特に正月三が日に多いことが分かりました。また、男性の死亡者数は、女性より2.6倍も多いことが明らかになりました。
 高齢になると、口内や喉の機能等に変化が生じ、噛む力や飲み込む力が弱くなります。以下の点に注意して餅による窒息事故を防止しましょう。年齢別では、80代の死亡者数がとりわけ多いことが分かりました。

 

※消費者庁からの注意喚起の詳細については、下記の消費者庁ホームページからご確認ください。

事故防止のためのアドバイス

お正月に食べる雑煮等の餅は、久しぶりに食べる場合が多く、食べ慣れていないので注意が必要です。以下の点に注意して餅による窒息事故を防止しましょう。
☑ 餅は、小さく切り、食べやすい大きさにしてください。
☑ お茶や汁物などを飲み、喉を潤してから食べましょう。
(ただし、よく噛まないうちにお茶などで流し込むのは危険です。)
☑ 一口の量は無理なく食べられる量にしましょう。
☑ ゆっくりとよく噛んでから飲み込むようにしましょう。
☑ 高齢者が餅を食べる際は、周りの方も食事の様子に注意を払い、見守りましょう。