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ゆたんぽを安全に正しく使用しましょう!

印刷ページの表示 ページ番号:0020201221 更新日:2020年12月21日更新

-ゆたんぽの破損・破裂等によりやけど事故が発生しています-

 消費者庁・独立行政法人国民生活センターの事故情報データバンクには、ゆたんぽに関連する事故情報が平成27 年11 月から令和2年10 月までに108 件寄せられており、うち68 件がやけど事故で、その中でも治療に1か月以上かかっている重傷事故が31 件発生しています。ゆたんぽによる事故は、12 月から2月にかけて多く発生しています。これは、寒くなるにつれ、ゆたんぽの使用機会も多くなることによるものと予想されます。

 ゆたんぽにはいくつか種類があり、それぞれ注意点が異なりますので、取扱説明書や注意表示をよく読んで使用しましょう。

(1)お湯を入れるタイプ

 金属、樹脂、ゴムなどで出来たゆたんぽに直接お湯を入れて使用するものです。金属製のゆたんぽの中には、IHヒーター等で直接加熱できるタイプもあります。

【事故事例】
 ガスストーブの上でゆたんぽを熱していて蓋を取ろうとした際に熱湯が吹き上げ、顔や手にやけどを負いました。

 

(2)電子レンジで温めるタイプ

 電子レンジで温めて使用するゆたんぽです。ゆたんぽに水やお湯を入れ電子レンジで加熱するものや、内部に入っている水、ジェル、ビーズなどの蓄熱材を電子レンジで加熱するものがあります。

【事故事例】
 電子レンジで温めて使うゆたんぽをオート機能で温めたら、レンジ内で破裂してしまいました。使い方の説明書は読んでいませんでした。

【事故事例2】
 プラスチック製のゆたんぽを使用し寝ていたら、かかとの内側に水泡ができる低温やけどを負ってしまいました。

(3)通電して温めるタイプ

 家庭用コンセント等から通電し温めて使用するゆたんぽです。ゆたんぽの内部には水や塩化ナトリウム水溶液などの蓄熱材と加熱装置が入っており、通電されることにより蓄熱し、一定時間温かさが保たれます。
 製品によって、「電気蓄熱式」、「充電式」などと呼ばれる場合があります。
 最近では、USBケーブルから内部の加熱装置に通電し発熱する製品をゆたんぽと呼称しているものもあります。

※消費者庁からの注意喚起の詳細については、下記の消費者庁ホームページからご確認ください。

事故防止のためのアドバイス

(1)使用前によく点検し、亀裂や破損がないか確認しましょう。製品の異常に気付いたら使用を中止しましょう。

 

(2)製品ごとに指定された加熱方法、加熱時間を守って加熱しましょう。

 

(3)長時間身体に接触させないようにしましょう。また、就寝時に布団を暖めるため使用する際は、就寝前に布団から出しましょう。

 

(4)御家庭にあるゆたんぽがリコール対象になっていないか確認しましょう。