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大分県では、行政職員(県及び市町村)とNPOが相互理解を深めるとともに、
NPOとの協働の推進や、地域活動参加のきっかけとなることを目的に、
「NPO現場体験研修~飛び出せ公務員プロジェクト~」を実施しています。
令和2年度は、福祉や環境、子育て、芸術、まちづくりなど県内で活発な活動を行っている
NPO法人17団体に対し、27名(県23名、市4名)の職員がNPO活動に参加しました。
平成22年度に始まった「NPO現場体験研修~飛び出せ公務員プロジェクト~」の参加者は
延べ255名に上り、NPOの苦労や喜びを肌で実感した職員が県内に広がっています。
【研修目的】
(1)研修を通じてNPOと県及び市町村職員の交流を促し、NPOと行政の相互理解を深める。
(2) 県及び市町村職員がNPO活動の現場や組織等を直接知ることで、NPOに対する理解と
知識を深め、業務におけるNPOとの協働の推進を図るとともに、地域活動参加のきっかけとする。
【令和2年度NPO現場体験研修~飛び出せ公務員プロジェクト~】
実施要綱 [PDFファイル/180KB]
研修受講者一覧 [PDFファイル/101KB]
研修先NPOの概要 [PDFファイル/4.7MB]
日程:令和2年8月3日(月曜日)13時30分~16時00分
場所:アイネス2階大会議室(大分県大分市東春日町1-1)
内容: (1)講話「NPOとの協働の推進」
講師:消費生活・男女共同参画プラザ 県民活動支援室 主事 相澤 康裕
(2)研修先NPOと受講職員との懇談、現場体験研修内容打合せ
(3)NPO意見交換会
県民活動支援室:相澤主事の講話「NPOとの協働の推進」では、
DVD「おおいたNPOビジュアル講座」を視聴しながら、NPOの役割や
行政との協働の必要性、大分県の施策について見識を深めました。
研修先NPOと研修受講職員が懇談を行い、研修内容を組み立てました。
研修先NPOからは、日々の活動内容やその目的、NPOを設立した経緯等を語って
いただきました。
また、研修受講職員からは、NPOについて知りたいことや疑問に思うことを質問し、
互いの理解を深めていきました。
NPO間でコミュニケーションを取る機会を設けました。
コロナ禍での活動の工夫や支援制度の活用などについて意見を交換し、
研修を受け入れるNPO同士のつながりが生まれました。
日程:令和2年8月4日~令和2年12月末のうちの2日間(原則)
場所:大分県内の各NPOの活動現場
内容:研修先NPO毎に体験内容は異なる
日時:令和3年2月16日(火曜日)13時30分~16時00分
場所:アイネス2階大会議室(大分県大分市東春日町1-1)
内容 (1)受講職員・NPOによる研修の振り返り
(2)受講職員・NPOからの研修報告
受講職員とNPOが研修先NPOごとに着席し、各テーブルで現場体験の振り返りを行いました。
受講職員は現場体験を経て生じた変化や学びを研修先NPOに共有し、NPOからは
研修で実施した活動の理解の掘り下げや行政に求めることなどについて発言があり、
活発な意見交換となりました。
各団体の活動や研修内容などの情報共有として、出席した研修受講職員及び研修先NPOが
発表を行いました。
受講職員がNPOの活動を体験して得た学びや今後に活かしたいこと、研修先NPOが
受け入れを通して得た気づきなどを全体に向けて発表し、盛況のうちに閉会しました。