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アユが産卵する時期になりました。卵を産み終わるとアユは約1年の生涯を終えます。来年春の稚アユの遡上数が多いか少ないかはさまざまな要因が影響しますが、まずは産着卵数が多いことが重要です。当グループでは毎年この時期に県内の主要な河川でアユの資源管理に資するために産卵場の調査を行っています。
●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
林業研究部では、近年増加しているスギ大径材の有効な利活用に関する研究を進めており、利用途の一つとして建築用材としてのフォーバイ材等の強度性能評価を行っています。
現在は、佐伯地域の大径材について、当研究部で製材し、各種測定を行った後、曲げや引っ張り等の強度試験を行うため、試験体の準備を進めています。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
現在、国や県は花粉症対策として、花粉の少ないスギ品種の選抜に関する取組みを行っています。
そのため、林業研究部ではスギの無花粉品種を選抜するため、花粉の遺伝子を増幅し、電気泳動で無花粉であるかどうかの鑑定を行っています。
この取組みが、将来の大分県の森林において、花粉の少ないスギの植林が増えていくことが期待されます。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
第80回九州森林学会大分大会において、当研究部森林チームの松本純主任研究員が九州森林学会優秀論文賞を受賞しました。
これは、昨年度の発表した課題「大分県におけるスギさし木品種の変遷と地理的分布」で、大分県下288林分のスギの品種を鑑定し、県内のスギ植林における品種の変遷をまとめたことが評価されたものです。
この研究の成果は、今後のスギ植林において、適地・適木等の大きな指標となります。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
令和6年10月11日~12日に第80回九州森林学会が、九州各地の国、県、大学、企業等から約200名が参加のもと、大分市内で開催しました。
2日目に行われた研究発表会では、9会場で計100課題の研究発表が行われました。大分県からは、林業研究部ときのこグループの研究員6名が発表を行いました。
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林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
県内で唯一、林業科のある日田林工高校から、2年生1名がインターンシップに訪れました。
実習として、コウヨウザンの苗木生産に関する試験の準備として、さし木に挑戦しました。
彼は大分県職員を希望しているとのことで、将来の研究員として数年後、一緒に仕事ができることを期待しています。
●問合せ先
林業研究部 企画指導担当
0973-23-2146
但馬系種雄牛「幸照茂」の現場後代検定が終了しました。検定牛17頭中7頭が最高等級である『A5-12』となり、高いゲノム育種価どおり抜群の枝肉成績です!
さらに、ロース芯面積および歩留基準値は、去勢、雌ともに大分県歴代種雄牛99頭中1位!雌はBMS(脂肪交雑:サシ)も歴代1位の成績です!
〔現場後代検定とは:候補種雄牛の子を肥育し、その肥育成績を基に遺伝的能力を判定する方法です〕
●問合せ先
畜産研究部 肉用牛改良肥育チーム
0974-76-1217
回復が望まれる豊前海のアサリ資源について、本年秋期の現存量を把握するため、中津市~豊後高田市の10地区の干潟で10月の大潮干潮時に坪刈りによる調査を行いました。20cm四方の枠内の砂を2mm目合いのふるいにかけ、残ったサンプル内のアサリを計数、測定し、資源量を推定します。
●問合せ先
北部水産グループ 資源増殖チーム
0978-22-2405
花きグループでは10月から12月まで継続して出荷できる優良な切り花形質を持つヤマジノギクの品種を育成しています。現在、7月上旬に定植したヤマジノギクの開花が始まっており、花のボリュームや草姿、花色、調整のしやすさなどの切り花形質を調査しています。調査したデータをもとに、より優れた系統を選抜していきます。
●問合せ先
花きグループ 企画指導担当
0977-66-4706
「べにはるか」は、きめ細やかでしっとりとした舌触りが特徴のかんしょ(さつまいも)の品種で、大分県では高糖度かんしょとして作付を推進しています。
農業研究部では、場内圃場で9月下旬から、「べにはるか」の収穫を開始しました。現在、5月上旬に定植した分を収穫しています。定植以降に高温・乾燥が続きましたが、スプリンクラー等のかん水で生育への影響を最小限にとどめました。
今後、収穫調査や品質評価等を行っていきます。
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
9月20日、水産系学部の大学生5名がインターンシップの一環で水産研究部を訪れました。研究施設や漁業調査船「豊洋」の見学に加え、赤潮調査、資源解析、種苗生産などの実務も体験してもらいました。
このインターンシップを通じて、将来の進路として大分県の水産職に興味を持っていただければ幸いです。
●問合せ先
水産研究部 企画指導担当
0972-32-2155
当研究部では漁業公社と連携し、9月末に4万尾のイサキの稚魚(全長約7.5cm)に標識付け(放流魚と判別できるように腹びれ抜去)を行いました。今後、増殖礁の整備と資源管理を強化した海域に大規模拠点放流を行った後、市場調査等追跡調査を実施して効果を分析します。
今回の取組を通じ、種苗放流・資源管理・環境整備を一体的に行うことにより効率的な資源増加に繋がるか検証します。
●問合せ先
水産研究部 企画指導担当
0972-32-2155
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