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4,000年前の編み物(大分県有形文化財)を見てみませんか?

印刷用ページを表示する掲載日:2022年11月18日更新

 現在好評開催中の企画展「九州・おおいたの縄文文化」の見どころを紹介します。今回は「編袋(あみぶくろ)」です。

 杵築市山香町の龍頭遺跡では、多数の堅果類貯蔵穴が確認されました。貯蔵穴からはツル植物製の編袋が出土しています。編袋は貯蔵穴の埋土上部から出土しており、袋の内部には堅果類は入っていませんでした。可能性として堅果類を採集し、貯蔵穴へ運搬し収納するために用いられたものが破損により貯蔵穴内に遺棄されたものとみられます。

 網袋は平行する縦方向の帯状素材に横方向の帯状素材を編み込む「縄目編み」という手法で作られています。残存状態が良好であり、当時の編袋の製作技術を解明できる貴重な資料であることから、大分県の有形文化財に指定されています。

 実は企画展以外でも、常設の豊の国考古館でも、同じ編袋が展示されています。この機会に比較して、御覧になってはいかがでしょうか?

開催期間:令和4年10月14日(金曜日)~令和4年12月11日(日曜日)
会  場:BVNGO大友資料館企画展示室
観  覧 料:無 料
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休  館  日: 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日が休館) 

   編袋 もうひとつの編袋

   企画展の編袋                豊の国考古館(常設)の編袋