特集展1「密教仏画の至宝4」の第3期が開催中です~見どころは長谷川等舟の「聖天像」~
印刷用ページを表示する掲載日:2022年7月8日更新
第3期が現在開催中で、京都長谷川派の絵師である長谷川等舟によって作画された密教仏画を展示しています。
等舟は父等叔のあとを引き継いで幕末から明治初期に活躍した絵師です。
第3期のみどころは「聖天像」で、本像は男女が並列する形で色鮮やかな配色をしており、文様も細部に至るまで精密に描かれるなど、先代の等叔の技術を受け継いでいます。さらに、等舟は、火焔の表現において全体を塗りつぶした後、金泥の細い描線で枝分かれした炎を描いており、他の絵師には見られない技術をもっていることが分かります。
第3期は7月18日(月曜日・祝日)まで開催していますので、これを期に京都長谷川派の画技を御覧になってはいかがでしょうか?
開催期間 令和4年5月17日(火曜日)~令和4年7月18日(月曜日・祝日)
会 場 Bvngo大友資料館企画展示室
観 覧 料 無料
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日が休館)
聖天像 火焔の表現