本文
植物は太陽の光をかりて、空気中の二酸化炭素(にさんかたんそ)と根から吸収(きゅうしゅう)した水を使って、自分で養分(ようぶん)を作り、酸素(さんそ)をはき出しているんだ。この働(はたらき)きを光合成(こうごうせい)というんだよ。
植物は、この光合成(こうごうせい)により、二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸収(きゅうしゅう)して炭素(たんそ)を体内にたくわえることから、炭素(たんそ)の貯蔵(ちょぞう)庫と言われているんだ。
森林にたくさんの二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸収(きゅうしゅう)してもらうためには、山に木を植えたり、しっかり手入れしたり、木に十分に光があたるようにしたり、木が健康(けんこう)に育つ森林をつくらないといけないんだ。また、木材(もくざい)は、二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸収(きゅうしゅう)してできたものなので、そのなかに炭素(たんそ)を閉(と)じこめているんだ。木材(もくざい)をたくさん使えば、それだけ炭素(たんそ)の貯蔵(ちょぞう)庫を多く作ったことになるんだよ。
大分県でも、「健康(けんこう)な森林をつくる」「みんなで森林をつくる」「木材(もくざい)を使う」などの取り組みをやっているんだ。
森林面積(めんせき)は44万8千ヘクタールで、県の面積(めんせき)に占(し)める森林の割合(わりあい)は71%(パーセント)もあるんだ。日本の面積(めんせき)に占(し)める、森林の割合(わりあい)は66%(パーセント)だから、森林の割合(わりあい)では全国平均(へいきん)より多く、森林に恵(めぐ)まれた県なんだよ。
大分県の土地利用(りよう)面積(めんせき)区分(「平成27年度大分県林業統計」より) |
○ 健康(けんこう)な森林をつくる
森林を育てるには、
・ 木を植える(植林)、
・ 木の成長(せいちょう)をじゃまする雑草(ざっそう)をきる(下刈(したが)り)、
・ 木が大きくなって混(こ)み合ってきたら一部の木を切って、残(のこ)った木の育ちを良くする(間伐(かんばつ))
など作業をする必要(ひつよう)があるんだ。
出典:林野庁 森の資料館 |
空白
○ みんなで森林をつくる(写真)森林づくり大会の様子 |
空白
○ 木材(もくざい)を使う木造(もくぞう)・木質(もくしつ)化の事例(じれい)・施工(せこう)前(竹田高校) |
木造(もくぞう)・木質(もくしつ)化の事例(じれい)・施工(せこう)後(竹田高校) |