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日本はエネルギー資源(しげん)が少なく、石油などそのほとんどを海外から輸入(ゆにゅう)しているんだ。自国でまかなえるエネルギー(エネルギー自給率(じきゅうりつ))は1割(わり)程度(ていど)しかないんだよ。
また、石油、石炭などのいわゆる化石燃料(ねんりょう)には、
「資源(しげん)の量(りょう)に限(かぎ)りがある」
「地球温暖化(おんだんか)の大きな原因(げんいん)といわれている」
といった問題があるんだ。
そこで、限(かぎ)りある資源(しげん)を有効(ゆうこう)に使うために、
「省(しょう)エネルギーにとりくむ」
「石油以外(いがい)のクリーンなエネルギー(=エコエネルギー)を開発していく」
ことが必要なんだ。
上の表のうち、石炭、石油、天然(てんねん)ガスはほとんど外国から輸入(ゆにゅう)しているんだ。
原子力、水力、その他(太陽光発電、風力発電、地熱(ちねつ)発電など)によって作られるエネルギーは日本で作られた、つまり国産のエネルギーって呼(よ)ぶんだよ。全体の12%(パーセント)なんだ。
でもね、原子力発電に使われるウランはもともとは外国から輸入(ゆにゅう)しているから、本当に日本だけで作られるエネルギーは、水力発電などわずか10%(パーセント)しかないんだよ。