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わたしたちの体は、筋肉(きんにく)や骨(ほね)などからできています。筋肉(きんにく)や骨(ほね)は、細胞(さいぼう)からできていて、細胞(さいぼう)は元素(げんそ)とよばれる物質(ぶっしつ)でできています。
動物(どうぶつ)や植物(しょくぶつ)、石や砂(すな)など、わたしたちの身(み)のまわりにあるものはみんな、いろいろな元素(げんそ)からできています。
この元素(げんそ)からできているものを「化学物質(かがくぶっしつ)」とよびます。
歯(は)をみがく、ごはんを食べる、洗濯(せんたく)をする・・・。わたしたちは、ふだんの生活の中でさまざまな化学物質(かがくぶっしつ)を利用(りよう)しています。
いま、日本の中で使われている化学物質(かがくぶっしつ)は、数万種類(すうまんしゅるい)あるといわれています。
化学物質(かがくぶっしつ)が持っている固有(こゆう)の性質(せいしつ)をうまく使うと、わたしたちの生活を豊(ゆた)かにすることができます。
その反面(はんめん)、すべての化学物質(かがくぶっしつ)には多かれ少なかれ有害性(ゆうがいせい)がありますので、まちがった使い方をしたり、まちがった処理(しょり)を行ったりすると、人の健康(けんこう)や動植物(どうしょくぶつ)に悪い影響(えいきょう)を与(あた)えるおそれがあります。
化学物質(かがくぶっしつ)とうまくつきあうためには、化学物質(かがくぶっしつ)の性質(せいしつ)を知り、適切(てきせつ)に管理(かんり)していくことが大事です。
化学物質(かがくぶっしつ)には、固有(こゆう)の性質(せいしつ)(もえやすい、もえにくいなど)があります。
化学物質固有(かがくぶっしつこゆう)の性質(せいしつ)を知り、性質(せいしつ)にあった使い方をすることがとても大切です。
化学物質の名前 | 性質 | 何に使われているか |
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ポリエチレンテレフタレート | 軽(かる)くてじょうぶ | PETボトル(ぺっとぼとる) |
ポリオキシエチレンアルキルエーテル | 油汚れ(あぶらよごれ)を落とす | 洗剤(せんざい) |
クエン酸(さん) | すっぱい | 調味料(ちょうみりょう) |
どんな化学物質(かがくぶっしつ)にも有害性(ゆうがいせい)があります。
正しい使い方を守り、必要(ひつよう)な量(りょう)だけをきちんと使うことが大切です。