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大分県はゆたかな自然に恵まれており、海岸(かいがん)や高い山があるなど、さまざまな地形(ちけい)があるため、たくさんの種類(しゅるい)の動物(どうぶつ)や植物(しょくぶつ)が生きています。このうち、とくに美しい風景(ふうけい)が見られる場所を「自然公園(しぜんこうえん)」としており、自然をこわさないよう守っています。大分県には、くじゅう地域(ちいき)など10か所の自然公園があり、面積は大分県全体の約4分の1です。
にっぽうかいがん こくていこうえん 日豊海岸国定公園 (佐伯市) |
やばひたひこさん こくていこうえん 耶馬日田英彦山国定公園 (中津市) |
そぼかたむき けんりつしぜんこうえん 祖母傾県立自然公園 (豊後大野市) |
大分県の自然公園 (平成31年3月31日現在)
大分県 | 根 拠 | ||
国立公園数 | 2 | 箇所 | |
国定公園数 | 3 | 箇所 | |
県立自然公園数 | 5 | 箇所 | |
自然公園の全数 | 10 | 箇所 | |
自然公園の面積 | 174,389 | ha | |
自然公園の面積:全国における順位 | 7 | 位 | 環境省(H31.3.31現在) |
自然公園の面積:九州における順位 | 1 | 位 | 環境省(H31.3.31現在) |
県土に占める割合 | 27.5 | % | |
県土に占める割合:全国における順位 | 7 | 位 | 環境省(H31.3.31現在) |
県土に占める割合:九州における順位 | 1 | 位 | 環境省(H31.3.31現在) |
※海面普通地域を除く
各市町村別の自然公園 (平成31年3月31日現在)
市町村 | 自然公園面積 (ha) |
市町村面積 (ha) |
公園の占める割合 (%) |
大分市 | 3,052 |
50,239 |
6.1 |
別府市 |
2,115 |
12,534 |
16.9 |
中津市 |
37,360 |
49,153 |
76.0 |
日田市 |
25,415 |
66,603 |
38.2 |
佐伯市 |
13,384 |
90,311 |
14.8 |
臼杵市 |
1,145 |
29,120 |
3.9 |
津久見市 |
3,444 |
7,948 |
43.3 |
竹田市 |
14,775 |
47,753 |
30.9 |
豊後高田市 |
8,530 |
20,624 |
41.4 |
杵築市 |
1,869 |
28,008 |
6.7 |
宇佐市 |
3,354 |
43,905 |
7.6 |
豊後大野市 |
17,086 |
60,314 |
28.3 |
由布市 |
4,434 |
31,932 |
13.9 |
国東市 |
6,265 |
31,810 |
19.7 |
姫島村 |
506 |
699 |
72.4 |
日出町 |
0 |
7,332 |
0.0 |
九重町 |
12,798 |
27,137 |
47.2 |
玖珠町 |
18,857 |
28,651 |
65.8 |
ラムサール条約湿地について
阿蘇(あそ)くじゅう国立公園には、「タデ原」と「坊ガツル」という2つの湿原(しつげん)があります。ここは水分が多く地面がつねにしめっているため、ほかにはいないめずらしい動物や植物がたくさん生きています。
この2つの湿原は、平成17年に「ラムサール条約(じょうやく)」でみとめられた湿地(しっち)になりました。この条約は、世界中でとくに大事にしなければならない湿地と、そこにいる生き物を守るための世界的なやくそくのことで、多くの国ぐにが参加しています。
タデ原湿原(九重町) | 坊ガツル湿原(竹田市) |