OECD生徒の学習到達度調査(PISA)の結果が公表されました
印刷用ページを表示する掲載日:2016年12月7日更新
OECD生徒の学習到達度調査(PISA)の結果について
OECDが進めているPISA(Programme for International Student Assessment)と呼ばれる国際的な学習到達度に関する調査の結果が、国立教育政策研究所のホームページで公開されていますのでお知らせをします。調査の概要等については以下のとおりです。
調査の概要
- 生徒が持っている知識や技能を、実生活で直面する課題にどの程度活用できるかを評価
- 読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野について、2000年以降、3年ごとに調査
- 今回の調査では科学的リテラシーを中心分野として重点的に調査
- 72か国・地域から約54万人が参加
- 今回の調査において、筆記型調査からコンピュータ使用型調査に移行
結果の概要
- 日本は国際的に見ると引き続き平均得点が高い上位グループに位置している。
- 前回と比較して、読解力の平均得点が低下しているが、これはコンピュータ使用型調査への移行の影響などが考えられる。
- 科学的リテラシーの平均得点について、三つの科学的能力別に見ると 日本は国際的に上位に位置している。
- 生徒の科学に対する態度については、自分の将来に理科の学習が役に立つと感じている生徒の割合が2006年に比べると増加するなどの改善が見られた。