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令和7年5月20日 今年3月にイタリアで開催された、「2025年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・トリノ」に出場し、メダルを獲得したスピードスケートの廣瀬武尊(ひろせほたか)選手(大分市出身)および関係者が県庁を訪れ、知事に結果報告をしました。 スペシャルオリンピックスとは、知的発達障がいのある人の自立や社会参加を目的として、日常的なスポーツプログラムや、成果発表の場としての競技会を提供する国際的なスポーツ組織です。 NPO法人スペシャルオリンピックス日本・大分 理事長の佐々木稔さんは、「この大会には、日本からは32人が参加しました。廣瀬選手はスピードスケートのショートトラックに出場し、777メートルで金メダルを、500メートルと333メートルでは銀メダルを獲得しました」と、結果報告をしました。 廣瀬選手は、「出場に際し、期待と同じくらい大きな不安がありましたが、声援に大きな力をもらい、全力で滑りきることができました。表彰台に上がったときは、最高にうれしかったです。たくさんの人に支えられ、おかげで素晴らしい結果を残すことができました。イタリアでのこの体験は、一生の宝物です」と、メダル獲得の喜びを語りました。 佐藤知事は、「このたびは、金メダル1つ、銀メダル2つということで、大変な活躍をされましたね。海外遠征は初めてで、緊張されたとのことでしたが、実力を遺憾なく発揮され、世界の頂点に立たれたことは、努力のたまものであると思います。陸上競技や水泳競技でも1位を多数獲られており、夏の大会でも活躍が期待されます。今後は、ロス・パラリンピックや世界の様々な大会で活躍してほしいと思います」と、メダル獲得を称賛し、エールを送りました。
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