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令和7年4月4日 再生可能エネルギーと小型EVを活用した移動の脱炭素化と地域活性化に取り組むT-PLAN株式会社(中津市)及び一般社団法人姫島エコツーリズム(姫島村)が、日本経済新聞社が主催する 2024 年度 NIKKEI 脱炭素アワードで大賞を受賞したこと、また、T-PLAN株式会社がJICAの「中小企業 SDGsビジネス支援事業」の採択を受け、パラオ共和国における太陽光蓄充電システム及び電気自動車を活用した脱炭素交通モデルの普及・実証事業の取組が開始したことについて、関係者が県庁を訪れ、知事に報告をしました。 T-PLAN株式会社 代表取締役の寺下満さんは、「大変光栄な賞をいただくことができました」と受賞の喜びを語りました。同社取締役副社長の佐藤篤司(あつし)さんは、「弊社は、2012年から小型EV(電気自動車)を使って再生可能エネルギーの自家消費を行う取組を行っています。2014年からは、姫島など離島の課題解決と合わせて小型EVの運用を進め、2018年以降は、姫島島内で運用する小型EVはすべて再生可能エネルギーによるものとなっています。現在はJICA九州の事業支援を受け、パラオ共和国において太陽光発電で小型EVを動かす取組を行っており、今回表彰いただいたのは、この取組が評価されたものと思っています」と、自社の取組の概要を説明しました。 佐藤知事は、「これからますます大切となる脱炭素分野での大賞ということで、お祝い申し上げます。東南アジアの国々は島国が多いので、この取組が拡がっていくのではないかと思います。また、これからは大分が世界の国々を支援するということだけでなく、相互に連携することが大切になってくると思います」と、今後の取組の進展に期待感を表しました。
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