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令和7年3月26日 「ひたひこ沿線酒蔵巡り」の開催にあたり、ひたひこ沿線酒蔵巡り実行委員会の関係者が県庁を訪れ、知事を表敬しました。 「ひたひこ沿線酒蔵巡り」は、県境を越えた広域周遊を促進することにより、観光振興及び交流人口の増加を図るとともに、福岡県と大分県をつなぐJR九州の「BRTひこぼしライン」の利用を促進することで、地域公共交通の確保を図ることを目的としています。 実行委員会代表で株式会社井上酒造代表取締役社長の井上百合さんは、「昨年に続き2回目の開催となります。昨年の福岡・大分デスティネーションキャンペーンを契機として、BRTひこぼしライン沿線の酒蔵・自治体が企画し、県境を越えた周遊を促す蔵開きを開催しました。昨年はオブザーバーだった日田市観光協会やJR九州も、今年は委員として参加してくださることになりました。今後も県境を越えて、関係者が連携して取り組んでいく所存です」と、あいさつしました。実行委員会事務局長でクンチョウ酒造株式会社蔵人の冨安(とみやす)大二郎さんは、「昨年は、3日間で約4,000人が来場し、BRTひこぼしラインも平常の2倍の利用がありました。人流が増え、大きな成果があったと考えており、今年は昨年以上に盛り上げたいと考えています。昨年は、1日に2~3つの蔵をめぐる人は少なかったことから、今年は4つの蔵が週替わりで蔵開きを開催することにしました。また、スタンプラリーの実施も考えています。これを機に、これまで日田に来る機会がなかった方にも、日田を訪れてほしいです」と、イベントの概要を説明しました。 佐藤知事は、「それぞれの酒蔵が連携して、このような取組をしていただくのはありがたいことです。春の恒例イベントとして定着するよう、来年以降も続けてもらいたいです。酒は、地域の歴史・伝統・文化が感じられるものだと思います。車だとお酒を飲めない人が出てきますので、ぜひBRTを利用して酒蔵巡りをしてもらいたいと思います」と、観光振興の拡がりに期待感を表しました。
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