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令和7年3月17日 県では、働き方改革に意欲的に取り組む医療機関を支援することを目的に、「大分県働きたい医療機関 認証制度」(愛称:大分ホスピレート)を令和5年度から運用しています。このたび、認証を受ける医療機関に対し認証書を交付するため、関係者が県庁を訪れ、交付式を行いました。 【認証医療機関】 社会医療法人財団天心堂 へつぎ病院(大分市) 社会医療法人藤本育成会 大分こども病院(大分市) 独立行政法人国立病院機構 別府医療センター(別府市) 医療法人秋水堂 若宮病院(日田市) へつぎ病院 院長の岡部英司さんは、「認証ありがとうございます。これまで当院は、キャリアを積んだ医療従事者の絶対的な価値観のもと、法人運営がなされてきましたが、私が院長になって以降、現場の人達が自らの労働環境を監視する、そういう文化を定着させる取組を行ってきました。現場の人達もこの考えに共感し、共に歩んでくれたことが今回の認証につながったと思います。認証を通じて、より一層患者さん、関係者の皆さんに安心した医療を提供できるよう進化してまいります」と、認証に至るまでの取組の経緯や今後の抱負を語りました。別府医療センター院長の末永康夫さんは、「今回、客観的に認証していただき自信になりました。患者さんの幸せのためには、まず職員の幸せが大切だと認識しています。このような認証制度を利用し、今後もどんどん発展していきたいと思います」と、意気込みを語りました。 佐藤知事は、「昨年4月から医師の時間外労働上限制限がはじまり、医療機関の働き方改革はますます大事な課題になっています。県としても、医療従事者の方々の労働時間短縮と質の高い医療の両立のため、人材育成や働きやすい医療機関としての取組を認証する制度を続けていきます。この認証を通して、気づきがあったり、こういうやり方でよかったのか再確認になったり、外部の方に対しては取組の発信にもなると思います。病院それぞれに理念があると思いますし、認証はきっかけの一つだと思いますので、患者の立場に立って取組を発展させていって欲しいです」と、今後の認証医療機関としての発展に期待感を表しました。
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