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令和7年3月13日 青果物の輸出入、生産及び販売、加工を行う株式会社ファーマインド(本社:東京都)が「株式会社ファーマインド大分農園」を設立し、国東市に農業参入することになり、関係者が県庁を訪れ、参入表明及び参入協定締結式を行いました。この取組は、大分県が進める大規模園芸団地に関する事業化第1号となります。 株式会社ファーマインド大分農園 代表取締役社長の吉岡龍一さんは、「農業が衰退する中、弊社は食糧安全保障の実現を目指しています。弊社は青果の流通からはじまり、現在は国内にとどまらず海外でもバナナの生産などをしています。これまでブロッコリーなどで培った生産事業モデルを生かし、このたび、大分県で梨とサツマイモの生産に携わる予定です。特に梨は日本国内でこの30年間に栽培面積が約40%減少し、収量の確保が難しくなっています。大分県では、幸水や豊水などの品種の生産に取り組みたいと考えています」と、会社概要や事業計画を説明し、国東市への農業参入に意欲を示しました。 佐藤知事は、「このたびは、国東市への参入ありがとうございます。果樹を含む園芸は収益も大きく、また、事業化第1号ということで、これから後に続く方々のよい事例になることを期待しています。大分には梨の他にもベリーツや甘太くんなどのブランド農産品があり、また、国東では小ねぎの栽培も盛んです。今後も支援をさせていただければと思います」と、参入に歓迎の意を伝えました。 国東市長の松井督治(とくじ)さんは、「国東市は農業が基幹産業で、今回の株式会社ファーマインドの新法人の設立・参入を大変うれしく思います。国東市では耕作放棄地が増えてきており、その解決や担い手の育成などを期待しています。一日も早く軌道に乗り、生産品目が拡大するよう支援していきたいです」と、期待感を表しました。
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