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令和7年2月14日 県は、「大分県部落差別等あらゆる不当な差別の解消等に取り組む人権尊重社会づくり推進条例」に基づき、人権が尊重される社会づくりに貢献した県内の個人・企業・団体に対し、令和6年度大分県人権尊重社会づくり推進功労賞の表彰を行うこととなり、受賞者が県庁を訪れ、表彰式を行いました。 表彰されたのは、外国人が抱える法的な問題や生活上の困りごとなどの様々な悩みの受け皿となってきた伊藤精(せい)さん、障がい者の雇用に積極的に取り組むエフサステクノロジーズ太陽株式会社、障がい者が地域で自立した生活を送るための支援などを行う特定非営利活動法人自立支援センターおおいたの三者です。 受賞したエフサステクノロジーズ太陽株式会社 代表取締役社長の塩福(しおふく)宣雄(のりお)さんは、「このように名誉ある賞をいただいたことに心から感謝申し上げますとともに、他の受賞者ともお互いに喜び合いたいです。今回の受賞を糧に、今後も多様性のある社会づくりに微力ながら貢献していきたいです」と、受賞の喜びを語りました。伊藤精さんは「当時、外国人雇用の相談窓口がないということで、行政書士と弁護士が一緒になってグループを作ったことが、大分県外国人総合相談センターへと発展しました。現在は相談者の約65%の外国人が日本での就職を希望していますが、実態としては約35%しか就職できない状況です。これからも引き続き頑張ります」と、特定非営利活動法人自立支援センターおおいた理事長の後藤秀和さんは「私たちの団体は、親元や施設で暮らしている障がい者の方々が、地域で1人で暮らしたり仕事をしていけるよう自立支援を行っています。昨年度から、県のバリアフリー調査などを実施しています。様々な観点で、官民協働でこれからも取り組んでいきたいと思います」と、今後の継続した活動に意欲を示しました。 佐藤知事は、「皆さまにはそれぞれの立場において、本県が進める『人権が尊重される社会づくり』にご協力いただいており、今後もより一層のご支援、ご協力を賜りますようお願いします」と、感謝の意を表しました。
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