知事通信「『ニッポンエール　大分県産完熟かぼすSODA』新発売に伴う知事表敬について」

令和5年11月21日　

　株式会社伊藤園と全国農業協同組合連合会（JA全農）が共同開発した「ニッポンエール 大分県産完熟かぼすSODA」が11月20日に発売されたことに伴い、関係者が県庁を訪れ、知事を表敬しました。

　「ニッポンエール」プロジェクトとは、JA全農とメーカーおよび販売先が協力して、国産農畜産物のPRやキャンペーンなどを展開し、商品を通じて産地を応援していこうという活動です。『ニッポンエール 大分県産完熟かぼすSODA』は、生産量日本一を誇る大分県産の完熟かぼすを使用し、甘さが際立つまろやかな味わいの果汁を炭酸と合わせた爽快な飲料です。

　JA全農チーフオフィサーの戸井(とい)和久さんは、「生産者をメーカーと共に応援し、また地域振興に貢献したいという思いから、今回の『大分県産完熟かぼすSODA』の発売の運びとなりました。これまでも大分のかぼすを使った『完熟かぼすグミ』を販売しましたが、今後も大分のかぼすを応援していきたいです」と、新商品発売の経緯を話しました。

　株式会社伊藤園南九州地区営業部部長の野津(のづ)義弘さんは、「かぼすは完熟すると甘さが際立ち、まろやかさが増す反面、傷みやすく広く流通できないという課題があります。生産者の高齢化もあり、黄色く熟した完熟かぼすは、そのまま放置されることがありました。今回、フードロスの観点からも完熟かぼすの魅力や美味しさを全国にお届けしようと、商品化しました。商品の販売を通して、大分のかぼす農家の皆さんを応援したいです」と、かぼすの消費拡大に貢献する意気込みを語りました。

　佐藤知事は、試飲の後、「美味しく飲みやすい商品を作っていただき、ありがとうございます。かぼすは大分では馴染みがありますが、全国的にも少しずつ認知されるようになってきました。今後、このような取組がかぼす以外にも広がるとよいと思います。また、海外にも積極的に売り込んでいっていただきたいです」と、今後の取組についての期待感を表わしました。