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令和5年8月31日 大分県とコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社(以下「コカ・コーラ社」)及び株式会社環境整備産業の三者は、県内スーパーマーケット関係各社のご協力の下、ペットボトルの水平リサイクルを通じた資源循環及び環境教育の取組を推進し、持続可能な社会の実現を目指すことを目的とした事業連携に関する協定の締結を行うこととなり、関係者が県庁を訪れ、締結式を行いました。 ペットボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」とは、使用済みペットボトルを回収・リサイクル処理したうえで、再びペットボトルとして用いることを言います。県内のスーパーマーケット各社の店頭に回収箱を設置し、株式会社環境整備産業が収集運搬・中間処理をした後、リサイクル業者へ運搬し、再原料化されたペットボトル原料は、コカ・コーラ社にてコカ・コーラ社製品の容器に生まれ変わります。ペットボトルの回収箱は、大分商業高校の商業調査部の生徒がデザインし、部活動として回収の取組も行います。 また、三者はプラスチックごみの発生防止に向けた大分県民への意識啓発においても連携し、環境教育などを実施します。コカ・コーラ社が水平リサイクルに関する事業連携協定を締結するのは、都道府県では大分県が初めてです。 佐藤知事は、「大分県は、プラゴミゼロ宣言など、資源循環のための様々な取組を行っており、今回の事業連携協定の締結をありがたく思います。使用済みペットボトルが生まれ変わって活用される、素晴らしい取組だと思います」と事業連携協定の締結に謝辞を述べました。 コカ・コーラ社の執行役員最高経営責任者兼経営戦略本部長を務める荷堂真紀さんは、「弊社は、企業理念として『すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造します』というミッションを掲げています。資源活用・環境負荷軽減の取組は、このミッションに基づいており、事業連携を通して大分県に貢献できることをうれしく思います。環境問題は、何十年にわたって取り組み、築いていくもので、末永くお付き合いいただければと思います」と、事業連携協定の締結による環境問題への取組強化に意欲を示しました。 株式会社環境整備産業の尾形嘉博代表取締役社長は、「弊社は、1970年に創業し、以降事業を通して環境保全に取り組んで参りました。2050年までにカーボンニュートラル達成、また、プラスチック資源循環社会への移行は重要な課題で、我々は“埋め立て”や“焼却”ではなく、資源として活用していきたいと思っています」と、自社の廃棄物の再資源化に取り組む姿勢を示しました。
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