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令和5年7月31日 姫島村で環境にやさしい小型EVを活用したレンタカー事業を展開するT-PLAN株式会社(中津市)及び一般社団法人姫島エコツーリズム(姫島村)が、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が主催する「第13回EST交通環境大賞」において大賞【国土交通大臣賞】を受賞し、T-PLAN株式会社及び一般社団法人姫島エコツーリズムの代表者らと藤本姫島村長が県庁を訪れ、知事に報告を行いました。 EST(Environmentally Sustainable Transport)とは、経済的な持続可能性(安全・便利・快適な交通サービスが最も効率的かつ安定的に提供されること)と社会的な持続可能性(社会参加に必要な一定水準の交通サービスがどこに住んでいようともすべての人々に確保されていること)に加え、環境的な持続可能性も考慮し、長期的視点に立って交通・環境政策を策定・実施する取り組みを意味します。 T-PLAN株式会社を主幹企業とした一般社団法人姫島エコツーリズムは、2014年から、太陽光蓄充電システムと小型EV併用によるCO2排出ゼロの交通手段を観光・交通分野に用いたエコツーリズムノウハウ「姫島モデル」や、用途や環境に応じた適切な小型EVの選択・提案、太陽光発電のみを電源とする小型EV用蓄充電ステーション「青空コンセント」を事業展開しています。今回の国土交通大臣賞は、『離島の課題に再エネと小型EVを活用した取り組み』に対し授与されました。 T-PLAN株式会社代表取締役で一般社団法人姫島エコツーリズムの代表理事の寺下満さんは、「これらの事業については、JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業にも採択され、大洋州のパラオ国で持続可能な観光開発と環境保全の両立を目指すビジネスモデルの調査事業も実施しました。今回の受賞理由には、姫島のみならずこのような他地域への小型EV普及促進活動も含まれていると思います」と受賞の経緯について述べ、「今後もエネルギーの地産地消に尽力したいです」と熱意をもって語りました。 佐藤知事は、「先進的な取り組みでの国土交通大臣賞の受賞おめでとうございます。環境に優しく、雇用も産まれる事業で、このような表彰を受けたということは、日本中に広めて欲しいという意味だと思います。これからも頑張っていただきたいです」と受賞を讃えました。
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