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令和6年1月19日 元空手道選手で大分市消防局に所属する大野ひかるさんに県民栄誉賞が授与されることになり、県庁で授与式が行われました。 大野さんは、小学1年生で空手道を始め、高校1年生時の大分国体〔平成20年〕で優勝、その後も数々の国際大会で優勝を重ね、昨年ハンガリーで行われた世界空手道選手権大会〔個人形〕では悲願の優勝を果たすなど、日本の女子空手界をけん引してきました。昨年12月に行われた全日本選手権での4連覇を最後に、現役を引退しています。なお、県民栄誉賞をスポーツ選手が受賞するのは、初めてのことです。 佐藤知事は、「大野さんはこれまで世界のトップアスリートとして活躍され、多くの県民に感動を与えてくださったことに対し、深く感謝申し上げます。また、日頃は女性消防士として活躍されているほか、子ども達の健全育成等にも尽力されています。これまでのご活躍と貢献を讃えたいと思います」と、これまでの感謝の意と県民栄誉賞授与の経緯を伝えました。 大野さんは、「大分県民として最も栄誉ある賞をいただき、感謝申し上げると同時に、身の引き締まる思いがします。今思えば、大分国体が私の空手道人生を変えてくれた経験だったと思います。選手生活は困難なことの方が多かったですが、たくさんの方々に支えていただき、公務員として働きながら、大分にいても選手生活を送ることが不可能ではないと証明できたと思っています。改めて、たくさんのご支援・ご声援に感謝し、今後はこの賞に恥じぬよう、大分県のスポーツの発展に尽力してまいります」と、受賞の喜びと今後の抱負を語りました。
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