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知事通信「県政ふれあい対話(6月23日:豊後高田市、宇佐市、中津市)」

印刷ページの表示 ページ番号:0002220463 更新日:2023年6月30日更新

有限会社冨貴茶園と新規就農者(豊後高田市)

 茶栽培・加工・販売を手掛ける有限会社冨貴茶園では、平成17年より県の「レンタカウ制度」利用をきっかけに、放牧・耕作放棄地を活用した肉用繁殖牛の「おおいた型放牧」に取り組んでいます。
 冨貴茶園の成功によって、豊後高田市の新規就農者育成研修制度「アグリチャレンジスクール」の品目に「放牧」が加わり、4夫妻と1名が研修を受け、放牧による肉用牛繁殖経営を始めています。
 懇談では、新規就農者の方々から、県外から移住して肉用牛繁殖に取り組むことになったきっかけや日々のご苦労をお聞きするとともに、昨今の飼料代高騰に伴う経費の増大等の課題や今後の展望などについて意見交換が行われました。
 最後に、皆さんの事業が安定的に実施できるよう、県も皆さんと一緒に頑張っていくことをお伝えしました。

県政ふれあい対話画像 県政ふれあい対話画像

宇佐市内酒造事業者(宇佐市)

 宇佐市は、清酒の製造体験を通じて地域の活性化を図ることを目的とした「宇佐のうまい酒 製造体験特区」が令和2年3月に内閣総理大臣の認定を受けるなど、宇佐平野で作られる米や麦を原料に古くから酒造りが盛んに行われてきました。
 当日は、特区認定を機に三和酒類株式会社が開設した「辛島 虚空乃蔵」を会場に、宇佐市で作られる酒類に関する情報発信と、酒文化の振興等を目的として宇佐市酒造事業者の有志により設立されたJYOKKAS∞(ジョッカス)の皆さんからお話をお聞きしました。
 懇談では、宇佐の酒造を巡るバスツアーや地元宇佐市や水産会社と協同したグルメイベントを実施しているJYOKKAS∞(ジョッカス)の活動や「辛島 虚空乃蔵」の概要をお聞きするとともに、日本酒の出荷量が減っている現状を打破するために、日本酒、焼酎の海外輸出や物価高、事業継承などの様々な課題についてお話がありました。
 物価、エネルギーが高騰する現状から、製品の値上げは避けられないものであることや、事業承継を円滑にするためにも産業自体を発展させ地域が元気になってもらうことが必要といった考えをお示ししました。

県政ふれあい対話画像 県政ふれあい対話画像

 

児童家庭支援センター「和」(やわらぎ)(中津市)

 平成19年3月に開設した児童家庭支援センター「和」は、子どもに関する支援機関で、単なる相談機関ではなく、宿泊機能を備えていることから子どもを預かりながら支援出来る特徴的な施設です。
 市町村や児童相談所と連携し、虐待のリスクのある家庭への支援を行っています。
 懇談では、ヤングケアラーの子ども達への支援における現状や課題、自動車関連をはじめとする数多くの事業所を擁する中津市で働く外国人家庭への支援における文化や言語の違いによるご苦労など、様々なお話をお伺いすることができました。
 児童と家庭の支援には県や市の行政だけでは足りないところがあり、今後も取組を継続していただければありがたいとお伝えしました。

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中津干潟をフィールドに活躍する団体(中津市)

 カブトガニをはじめアオギスなどの希少生物が棲息し、豊かな漁場ともなっている中津干潟をフィールドに活躍する、NPO法人水辺に遊ぶ会と、大分県漁業協同組合中津支店にお話を伺いました。
 NPO法人水辺に遊ぶ会は、平成11年に設立し、中津干潟を中心に環境保全活動や環境学習に取り組む団体です。
 当日は、まず、NPO法人水辺に遊ぶ会より活動拠点である「ひがたらぼ」の前に広がる中津干潟を前にして、干潟の現状について説明を受け、懇談は、会場である大分県漁業協同組合中津支店に場所を移して行われました。
 大分県漁業協同組合中津支店からは、鱧(はも)をはじめとする漁の話と平成26年から日本で初めて開始した干潟でのオーストラリア式バスケットを使ったカキ養殖の状況について説明がありました。
 「ひがた美人」のブランド名で生産されるカキは、同組合が運営する直営店「美人小屋」で販売されるだけでなく、県外の料亭で提供されるほか、海外にも輸出されるほど人気とのことです。
 「生き物元気、子供も元気、漁師さんも元気な中津干潟」をスローガンに活動するNPO法人水辺に遊ぶ会からは、海洋汚染の現況にもなる河川ごみや、自然科学を学ぶ場づくりに関しての要望が、大分県漁業協同組合中津支店からは港内のごみなどに関する要望がありました。
 最後に、豊かなたくさんの生き物を育む中津の自然は皆さんの努力の賜であり、活動の継続をお願いするとともに、県としても協力していくことをお伝えしました。

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