令和6年9月19日知事定例会見
動画はYouTube「おんせん県おおいた公式」へ
日時:令和6年9月19日(木曜日)13時30分~
場所:第一応接室
記者会見時に配布した資料を掲載します。
「おおいたファンコミュニティDIG OITA(ディグ オオイタ)」について
本日から、「おおいたファンコミュニティ DIG OITA」の取組を開始します。
成功裏に終了した福岡・大分デスティネーションキャンペーンの効果を一過性にせず、おもてなし宣言団体の活動などに参画いただいた方々や、地元企業、旅行者の皆さんに大分の観光情報や魅力を発信していただくものです。
「DIG」とは深堀りするという意味があり、大分の魅力を知ってもらいたいと思っている方々を「ファン会員」として募集し、自身のSNS等で大分の旬な情報を投稿していただき、その投稿をDIG OITA公式サイト内で広く紹介していきます。
ファン会員限定の体験型イベントや交流会、フォトコンテストなど様々な企画を予定していますので、ぜひ会員登録いただき、大分の魅力を一緒に発信していただければと思います。
今週末の21日、22日には、大分駅前に特設ブースを設置し、PRも行うので、よろしくお願いいたします。
配 布 資 料:・おおいたファンコミュニティDIG OITAについて [PDFファイル/407KB]
・おおいたファンコミュニティDIG OITAサポーター募集ちらし [PDFファイル/3.33MB]
令和6年「秋の全国交通安全運動」の実施について
9月21日(土)から30日(月)までの10日間、「秋の全国交通安全運動」を実施します。
昨日18日(水)時点での県内の交通事故発生状況について、発生件数、負傷者数、重傷数は昨年に比べ減少し、特に死者数は過去最少だった昨年より3人少ない18人と、状況は改善してきています。しかし、例年秋から年末にかけて薄暗くなる時に交通事故の発生が増加する傾向にありますので、こうした取組を機に注意を促したいです。
今回の運動では、チラシの裏面に記載しているとおり「反射材用品等の着用推進や安全な横断方法の実践等による歩行者の交通事故防止」など3つの重点を掲げ、市町村や関係機関・団体と連携して、交通安全の啓発に取り組みます。
9月20日(金)午前8時から、私も参加して大分県庁舎本館正庁ホールで開始式を行い、その後、本館玄関前広場に移動し、パトカー・白バイ部隊の出発式を行います。
開始式では、県で制作した自転車ヘルメット着用や横断歩道マナーアップの啓発動画を紹介するほか、大分県初のプロ自転車チーム、スパークルおおいたレーシングチームの選手の方々から、交通安全宣言を行っていただきます。
県民の皆様は、反射材の利用や横断歩道でのマナーアップ、また現在全国2位の着用率であるヘルメット着用も引き続き徹底するなど、交通事故防止、安全対策に努めていただきますよう、ご協力をお願いします。
配 布 資 料:・令和6年「秋の全国交通安全運動」の実施について [PDFファイル/899KB]
第26回大分県民芸術文化祭について
大分の秋を彩る芸術文化の祭典「第26回大分県民芸術文化祭」が、10月1日から開催されます。
まず、開幕行事として10月6日(日)に、「竹取物語」を題材とした創作舞台『KAGUYA』が、今年リニューアルされたiichikoグランシアタで上演されます。
演奏は、日本を代表する二十五絃筝奏者の中井 智弥さん、昨年の別府アルゲリッチ音楽祭に出演した若手ヴァイオリニストの吉浦セリーナ友衣さんなどによる和洋折衷の構成で、新しい邦楽に挑戦したものとなっています。
また、舞踊は、大分出身で世界的に活躍している梅川 壱ノ介さん、花柳 嘉恵富さんとともに、大分を中心に活動している洋舞踊家が加わり、こちらも和洋織り交ぜたものとなっています。
このような演奏、舞踊、演劇による舞台展開に、別府大学の皆さんが制作されたアニメーション映像もコラボレーションした作品となり、若い世代の皆さんにも楽しんでもらえる素晴らしいステージだと思いますので、ぜひ、ご鑑賞いただければと思います。
また、大分県立美術館OPAMでは、9月24日から10月27日まで「第60回記念大分県美術展」が開催されます。書道、写真、日洋彫工各分野の展覧会が行われ、県内で創作活動を行う皆さんの力作の中から選ばれた、素晴らしい作品が展示されていますので、ご覧になっていただければと思います。。
閉幕行事については、12月8日(日)にiichikoグランシアタで、オペラ『吉四六昇天』が上演されます。『吉四六昇天』は昭和48年に初めて県民オペラで上演され、歌手の立川澄人さんが吉四六さんを演じたこともあって、たいへん話題となり、地方のオペラブームのきっかけになりました。今回は当時の台本・作曲そのままで、演じる方は湯布院在住の秋吉さん、道具等も当時の物も使える物は使ったリバイバル作品となっています。
その他にも様々な分野の芸術文化団体の皆さんが、趣向を凝らした35の行事を県内各地で開催します。芸術の秋ですので、この「県民芸術文化祭」を機に、ぜひ多くの皆さんに芸術文化の魅力に触れていただきたいと思います。
配 布 資 料:・第26回大分県民芸術文化祭 ちらし [PDFファイル/5.1MB]
記者質問
「DIG OITA」について
(記者)
ファンコミュニティは何年度末までに何人の会員を目指すか等、目標はあるか。
(佐藤知事)
数値目標は定めていませんが、できるだけ多くの方に広めていきたいです。今現在、募集中であるため、ぜひご登録お願いします。
(記者)
今のタイミングでファンコミュニティを作る理由は。
(佐藤知事)
福岡・大分デスティネーションキャンペーンの効果を一過性のものとしないためです。特にSNSなどを通じた個人の情報発信が観光にとって良い影響があることがわかってきたため、福岡・大分デスティネーションキャンペーンを契機としてこうした個人の情報発信が活発となるような取組を行っています。
(記者)
大分の魅力発信に貢献したMVPメンバーを表彰する基準や特典は。
(佐藤知事)
発信状況など考慮してこれから検討する予定です。
台風10号について
(記者)
安岐ダムの緊急放流の通知が遅れたことについて、前回の定例会見で早急な対応が必要と示したが、今後の対策について具体的な日程や手段、お考えは。
(佐藤知事)
今回は大きな事態とならなかったが、重要度の高い問題と認識しています。これまで1時間毎の水位を分析していたところから、これからはウェザーニューズの情報を用いて10分ごとに分析を行う予定としています。ウェザーニューズは観測地点をピンポイントで情報収集が可能なため、安岐ダムについては9月24日から、その他の県が管理している7つのダムについても9月27日から運用を開始する予定としています。
(記者)
今回の件で、ダムの下流域の住民など不安に感じている方もいらっしゃると思うが、今後の運用について県としてのお考えは。
(佐藤知事)
緊急放流は行わなくて良いのであれば行わない方が望ましく、緊急放流を行わないために事前放流を行うか否かについて3日前から雨量の予測に基づいて検討しています。ただし、事前に必要以上に放流すると飲料水や農業用水が確保できないなどの悪影響をもたらす懸念もあるため、まずは緊急時に的確な対応をすばやくできるように、必要であれば避難行動にうつっていけるような体制を早急に整えることを考えています。
教員不祥事について
(記者)
昨日の鹿児島県警の報道、先日の高校教諭懲戒免職など教員の不祥事が続くことへのお考えは
(佐藤知事)
昨日の件については事実確認中であるため、確認次第しかるべく対応を行っていきたいと思います。教員は直接生徒に接する立場であり、あらゆる場面で生徒の模範となる必要があるため、その点は改めて綱紀粛正してもらいたいと思います。
(記者)
教員不足や職場環境の悪化といった教育の質の低下が不祥事の温床になっているといった声もあるがその点についてお考えは。
(佐藤知事)
教員志望者の倍率低下はありますが、そのことが直接不祥事につながっているわけではないと考えています。教員や県職員など公務員も含めて、それぞれの職場において規律を持って取り組んでもらうことが大切だと思っています。
旧優生保護法について
(記者)
旧優生保護法に基づく強制不妊手術の最高裁での違憲判決について、大分県でも原告が2名いるが、県としての受け止めは。
(佐藤知事)
先日の議会でも質疑にあがったところですが、まず当事者のお気持ちを考えると大変心が痛む事件だと思っています。国において最高裁判決の内容を踏まえた新たな補償の仕組みや、被害にあわれた方への周知の在り方などの検討が進められていますので、今後の国の動向を注視しながら、新たな動きがあった際には本県でも適切に対応し、手術を受けられた方の救済に努めていきたいです。
(記者)
大分県内で裁判を起こした原告の方2名の他に、被害者でありながら声をあげられてない方もいると思うが、掘り起しなどの対応についてお考えは。
(佐藤知事)
一時金支給制度の相談は続いていますが、そうした専用の相談電話や窓口を庁内に設置しています。県の取り組みについてはテレビ、新聞、ラジオ、広報誌、SNSなどあらゆる広報媒体を用いて周知したいと考えています。
(記者)
県が把握している被害者の方へ個別通知を行ってほしいと関連団体から要望があるが、その点お考えは。
(佐藤知事)
個人のプライバシーにも十分配慮し、これから国の新しい動き等も確認しつつ、対象となる方々にしっかり情報が行き届くよう努めていきたいと考えています。
ホーバークラフト運航について
(記者)
当初より運航予定としていた「秋」になったが、運航の見込みは。
(佐藤知事)
現在、運航事業者から就航に向けて国に運航許可を申請しています。運航許可が下りるまで就航できないため、許可が下り次第、乗客を伴うテスト運航や利用者への告知等の期間を経て、運航できるように準備を固めていきたいと思います。
(記者)
乗客を伴うテスト運航は遊覧か、定期航路を利用した運航の予定か。
(佐藤知事)
定期航路の許可申請、遊覧など不定期航路の申請の二種類あり、現在、それぞれにおいて許可申請中です。乗客を伴うテスト運航は定期航路のルートを想定しています。
高速道路通行止めについて
(記者)
高速道路の臼杵津久見間の通行止めについて、最新情報と長引いていることへの受け止めは。
(佐藤知事)
NEXCO西日本によると通行止め解除にはこれから1.5か月程度要すると聞いています。実際に臼杵津久見間を利用する多くの方にご不便おかけしているため、早めの解除をお願いしています。また迂回を促す電光掲示板や看板設置など土木事務所が関連機関と連携しながら対応しています。
(記者)
観光などへの影響は。
(佐藤知事)
具体的な数値の分析は行っていないが、実際に県南を移動する際に渋滞により足が遠のくこともあるため、少なからず影響が出ていることは間違いないと思います。一日も早い全面通行止め解除を願いたいと思います。
消防指令センターについて
(記者)
7月から119番のセンター集約を試験運用しているが、運用状況やメリットは。
(佐藤知事)
10月1日に全面的に実施予定としていますが、これまでの試験において問題なく運用できていることを確認しています。台風10号の時など、これまでの体制であれば、どうしても電話がつながりにくい状況になっておりましたが、受け入れのキャパが増えたため、円滑に対応可能となったメリットが得られています。10月からも円滑に運用できるように願っています。