令和5年6月20日知事定例会見
動画はYouTube「おんせん県おおいた公式」へ
日時:令和5年6月20日(火)13時30分~
場所:第一応接室
記者会見時に配布した資料を掲載します。
チェジュ航空 大分-ソウル線就航記念式典について
チェジュ航空の大分-ソウル線が6月22日に就航しますので、それを記念しまして、大分空港で就航記念式典を開催します。
記念式典にはチェジュ航空の本社から、ジョン・ジェピル本部長、県内関係者の皆様にご出席をいただく予定になっています。
チェジュ航空と就航に関する協定を結ぶほか、おんせん県おおいたのロゴをあしらった風呂桶を使い、木槌を使って開く風呂桶開きなどのイベントを実施します。
式典に先立ち、着陸時には消防車から放水アーチで飛行機をお迎えします。
また、ソウルからお見えになった皆様に、記念品を配布予定です。
この大分-ソウル線は、大分空港と仁川空港を結ぶ路線で、週3便運航することになっており、仁川から約2時間のフライトで大分空港に12時45分に到着します。そして、13時55分に大分空港から仁川空港へ出発予定です。
4年ぶりの大分空港の国際線復活ということで、これからインバウンドに大きく貢献してくれることをうれしく思っています。
そして、大分から海外に行かれる方も、仁川は国際空港ですので、大分から乗るときに、出国の手続きをして、提携便によってはそのまま国際線の中で乗り換えて、他の地域にも行けるということで、利便性も高まると思います。県民の皆さんが、韓国以外に行く時にも、非常に便利なるのではないかと期待をしています。
チェジュ航空の就航を心から歓迎を申し上げるとともに、韓国だけでなく、仁川経由で他の国の方も大分にお越しいただけると思います。また、県民の皆さんも、ご利用いただければありがたいと思っています。
6月21日17時までに取材許可申請をしていただきますと、空港内の撮影が可能です。
チェジュ航空 大分-ソウル線就航記念式典について [PDFファイル/212KB]
「OITAえんむす部 出会いサポートセンター」開設5周年と今後の結婚支援の取組について
結婚支援の取り組みについて、結婚を希望する若者を応援するために、「OITAえんむす部出会いサポートセンター」を、平成30年に開設し、6月27日で5周年を迎えます。
オアシス広場21の3階にあるセンターでは、一対一のお見合いサービスや相談対応、そして会員向けの婚活セミナーの開催などを実施しています。
現在、会員登録者数が1,495名で、これまでに166組が成婚をしており、令和6年末までに90組という目標を大幅達成し、たくさんの方が成婚しているという実績が上がってきています。
そして、昨年12月から、本人同士の検索によるお見合いだけでなく、AIを活用したマッチングシステムで相性がよい方をご紹介することも行っております。
また、一対一では勇気がいるという方々のために、今年度から企業と連携した婚活イベントを実施する予定です。県内の経済団体等と連携して、気軽に参加できる婚活イベントを年4回行う予定です。
一対一のサポートと、婚活イベントの二本立てで、さらなる出会いの機会を創出し、結婚を希望する男女の皆さんを後押ししていく予定です。
婚活イベントは各回20名程度で、体験型のイベントやパーティーなどができるようなプログラムが実施できるよう準備をしています。
ぜひ、報道機関の皆様には県がこういうサポートセンターを作り、結婚支援の取り組みをしているということを報道いただき、多くの方に知っていただければと思いますのでご協力をお願いします。
「OITAえんむす部 出会いサポートセンター」開設5周年と今後の結婚支援の取組について [PDFファイル/56KB]
OITAえんむす部出会いサポートセンターリーフレット [PDFファイル/650KB]
県政ふれあい対話について
前知事の時に、県政ふれあいトークということで、各地に知事が出向き、意見交換をやっていました。
県民の皆様との直接対話をすることは、様々なご意見、ご提言をいただける大変貴重な機会だと考えており、「県政ふれあい対話」ということで、県内各地に伺い、意見交換をやっていきたいなと思っています。
月に1回程度ということで、今年度は10回程度、全市町村を振興局単位で伺う予定です。1回当たり50分で、1日で4ヶ所程度お話を伺えればと思っています。
1回目は、6月23日に、北部振興局管内で豊後高田市、宇佐市、中津市で、就農関係の方、お酒づくりの方、児童家庭支援センターの方、漁業関係の方など意見交換をする予定です。
23日の訪問先は、先方のご了解をいただいて、取材も可能ですので、取材もご希望があればお願いします。
記者質問
チェジュ航空について
(記者)
チェジュ航空との協定の内容は。
(知事)
就航に当たり、お互いがしっかり観光やビジネスなどで協力ができるよう、協定を結びたいと思っています。その協定の調印式も行います。
(記者)
チェジュ航空に関して、大分-ソウル線が就航することで、期待される部分を改めて教えていただきたい。
(知事)
直接、仁川から外国のお客様をお迎えしますので、インバウンドがさらに増加することが期待されます。
また仁川空港は国際空港ですので、韓国以外の方々も仁川経由で、来られる方が増えるのではないかと思います。
大分の方々が外国に行くときには、福岡空港や羽田・成田を経由して行く方が多かったと思いますが、チェジュ航空を活用することにより、韓国へたくさんの方が便利に行けるようになると思いますし、仁川経由で他の国に対しても、より便利に行く機会が増えると思いますので、そういう国際交流が増えることも期待しています。
県政ふれあい対話について
(記者)
報道機関に公開することは大変良い姿勢だと思うが公開するようになった理由は。
(知事)
より多くの方々に、報道を通じていろんな問題意識を持っていただくことにもなると思い、公開をすることにしました。
自由に何でも意見を言い合える場にするという意味ではクローズが良いのではないかという議論もありますが、実際に、意見交換をしているところを、報道機関の皆さん、またそれを通じて県民の皆さんに見ていただくことにより、こういう場があるのであれば、自分もそういう機会があるときに参加して、意見を言いたいと思う方や、それに対してまた問題意識を持つ、あるいは意見交換の中で、私が説明したことに対して意見を持たれる方もたくさんいらっしゃると思います。
(記者)
県政ふれあい対話はどのような位置付けで行うのか。
(知事)
これから県政を進めるにあたり、基本計画等の見直しも進めていかないといけません。
基本的な取組の姿勢について、地域が抱える課題や県の取組に対するご意見・提言などをより自由に、率直にご意見をいただける、そういう機会になると大変ありがたいなというに思っています。
振興局、あるいは市町村を通じてご意見をいただくこともありますが、直接私がお伺いしてご意見いただき、率直なご意見、個別のお困りごとをいただければ、それを一つ一つこれからの県政の方向性に活かしていければと思っています。
(記者)
県政ふれあい対話について、以前はトークだったのが今回は対話になった。
その変更に当たって何か込められた意図があるか。
(知事)
対話というのはお互いにやりとりして、わかり合う意味合いが含まれている言葉であると思っています。
お互いを尊重し、受けとめていただく、お互いの「やりとり」を強調したいと思い、対話という言葉にしました。
パートナーシップ宣誓制度について
(記者)
大分市がパートナーシップ宣誓制度を9月に導入したと表明した。
大分市の取組についてどういう評価するのか。県として今後どういうふうに取組を進めていくのか。
(知事)
パートナーシップ制度は必要性のあるテーマだと思っており、大分市長の時にも、これは検討していかないといけないと感じていました。
県内ですでに5市(臼杵市、竹田市、豊後大野市、日田市、豊後高田市)が導入しており、大分市が導入するというふうに決められたということは、非常に意義あることだと思います。
引き続き、各18市町村の状況を見ながら、そしてまたLGBTの方は法案の方の国の方の議論もありましたのでそういう動向も踏まえながら、県として検討をさらにしていかないといけないというふうに思います。
この制度の効果があらわれてくるかということも大変重要であると思っており、例えば公営住宅に入居できるかどうかというところが、夫婦や家族でないとできないとなっているところが、パートナーシップ制度によって、同性の方同士でも家族だということで入れるようになるなど。
その他、病院の治療の方針を決めるときに、パートナーシップ制度があると、同性の方同士でも家族の同意ということで、同意が得られるなど。
そういうものが一つ一つ解決できるとことが望ましいと思います。
県営住宅について考えると、パートナーシップ制度があるところと、ないところで入居の要件が違ってくるということも起こるので、そういうとこも含めて、県としても、これからも検討していかないといけないと思います。
それを条例で行うのか要綱で行うのかとかいう議論もあり、都道府県単位でいうと、条例ができているのは東京都だけで、あとは全部要綱、要するに内規で定めています。
基本的に私は必要なことだと思いますので、効果をカバーできるような仕組みというのを作っていくということが必要だと思いますので必要な対応ができるように検討していきたと思います。
豊予海峡について
(記者)
国への提言の感触は。
(知事)
国交省は、藤井事務次官、道路局長にお会いし、基本計画路線として、東九州新幹線と四国新幹線と2つ残っていますと話をしました。
そして、四国の方も4県まとまってより強力に進めるような体制の中で、やはり今の基本計画路線を整備計画路線に上げていくような取り組みをぜひしていただきたいと話をしました。
道路の方は、豊後伊予連絡道路、あるいは中九州横断道路を伸ばすと四国に到達しますのでそちらも大変重要だと思っています。
国交省事務次官は、道路は部分的にでもできると工事が評価をされて、地元でも喜ばれるので、一つ一つ区間区切ってやっていくっていうやり方ができるが、新幹線の方は、まとまった路線でやらないと、非常に短い区間でやるというのはなかなか難しいですとのことでした。
どういうふうにプライオリティをつけてやっていくかということが必要ですかねというふうな言い方をしていました。
骨太の方針の中にも、新幹線の話は書いてあり、「基本計画路線及び幹線鉄道ネットワーク等の高機能化等の地域の実情に応じた今後の方向性について調査検討を行う」というふうに新規に記載をされております。
骨太の方針の中にそういう記述がされているということは、今の基本計画路線の扱いをどういうふうに検討していくのかということについて、今から検討を行っていくということになってきているのだろうなと思います。
国の明確な方向性は示されておりませんけども、大分県としましては東九州新幹線と四国新幹線の必要性をしっかり整理をして、国に対して、整備計画路線格上げの働きかけというのをしていきたいと思います。
豊予海峡ルートのプロジェクトチームは、明日6月21日から庁内の第1回の会議を開催する予定にしております。プロジェクトチームのメンバーの座長は企画振興部の審議監と土木建築部の審議監で、県庁内の関係部署のですね、課長さん方にメンバーになってもらいます。
県庁はそれほどまだ議論がされてないので、まず、情報共有を図った上で、どういうふうに進めていくかということの検討をこれから行っていきます。