本文
知事通信「株式会社夢のぼり工房 新販路開拓 知事報告」
令和5年2月15日 地元大田村産の食材を中心に、手作りで健康的な食品の提供を行う「株式会社夢のぼり工房」(杵築市)の代表者らが県庁を訪れ、知事を表敬しました。 株式会社夢のぼり工房は、平成10年に杵築市・旧大田村の女性グループが立ち上げ、以後25年間にわたり「地域の宝」を生かす発想で、ぎんなんや豆を炊き込んだ『お宝めし』の製造・販売を行っています。平成16年の知事の「ふれあいトーク」を契機に、生食の増産や冷凍加工品の開発に取り組み、地元の雇用創出や農家の所得向上など、地域に元気を与えてきました。 代表取締役の秦千恵美さんは、「知事のふれあいトークがきっかけで補助金を受けられるようにしていただき、製造工場を新設するなど事業を拡大することができました。コロナ禍となり、イベントの中止等によるお弁当需要が減る一方で、冷凍した食品が受け入れられるようになりました。この機を逃さずに全国へ向け『冷凍お宝めし』を売り込みたいと思っています。工場をフル稼働して月産15000食を目指し、これからも事業を通し社会に貢献していきたいです」と販路拡大への希望を述べました。 広瀬知事は、試食の後、「平成16年に初めてお宝めしを食べました。当時、都会に持っていって売りたいと熱く語られていたのが印象的で、翌年からいろいろな形で応援してきました。地方にいても、知恵と工夫で販路を大きくしていくのが大切で、夢のぼりの取組にはこれからも注目と期待をしています。この取組が成功すれば、コロナ禍を逆手にとって販路拡大した好事例になると思います」と激励しました。
|