
「大分県土木建築部ITアドバイザー」制度は、主に受注者に対する電子納品・その他IT化支援を 目的として、平成21年度から新設された制度です。

ITに関する資格や知識を有する方に、あらかじめ「ITアドバイザー」として登録していただき、県で実施している電子納品モデル事業に対する受発注者双方への着手時協議や検査前確認においての、受発注者へのアドバイス、当課で実施予定のセミナー、操作研修会への講師、建設業者に対する電子納品の支援、日常業務への IT活用のアドバイスなどをお願いする制度です。
以下の条件を満たす方であれば、どなたでも登録することが可能です。
(1)県内に在住の方、または県内事業所へお勤めの方
(2)「CALS/ECインストラクター」や「CAD利用技術者」などの有資格者、または同等の実務経験が豊富で、標記資格を有する程度の知識を
お持ちの方で、建設業のIT化や電子納品のサポートができる技術をお持ちの方
※登録後にアドバイザー研修を実施します。また、それぞれの得意分野でのサポートをお願いする形になります。
完全なボランティアではありませんが、有償ボランティアに近いものです。
県が実施する各種セミナー、操作研修会の講師をされる場合は、県から謝金(4,000円/時間)と交通費の実費を支給します。
電子納品サポートについては、平成21年度はモデル事業における着手前協議・検査前協議時の支援のみに対して、県から研修講師と同額の謝金、交通費の支給を想定しています。それ以外のモデル事業時の現地支援については、県と同等額の謝金と交通費実費を、受注者がITアドバイザーへ支払うことになります。また、平成22年度以降に想定しております、その他の対応については、直接アドバイザーと日程、費用等を確認のうえ、アドバイザーへお支払いいただくこととなります。
アドバイザーの有する技能、得意分野に合わせて、以下のお手伝いをお願いするものです。
(1)県が主催する建設業者向けのIT化推進(啓発)セミナーでの講師(成功事例の紹介・IT活用に関する提案など)
(2)県が主催する建設業者向けのIT機器操作研修会における講師
(3)建設業者の電子納品(平成21年度はモデル事業対象工事受注者)における支援・アドバイス
(4)(平成22年度以降)その他、電子入札操作支援、IT機器操作支援、IT導入支援など
メリットというわけではありませんが、大分県が導入する予定の電子納品のガイドラインについての正確な知識を身につけることができます。
また、「CALS/ECインストラクター・エキスパート」の資格をお持ちの場合、ITアドバイザーとしての講師を県から依頼する場合は、派遣依頼を公文書でお願いしますので、資格更新時の継続教育におけるポイント加算が可能です。また、ITアドバイザーとなるための講習会を受講した場合にもポイント加算が可能な場合があります。(詳細は「社団法人建設コンサルタンツ協会」にご確認ください。)
ITアドバイザー登録者の登録情報は、県のホームページに掲載しています。
県の主催するセミナー、講習会、モデル事業以外の派遣に要する費用は、要請する方が負担することになります。
必要があれば、登録情報から条件に合ったアドバイザーを選んで依頼してください。費用については、直接ITアドバイザーにご確認ください。(本来の業務が多忙な場合、お受けできないことがあります。)
申請書にご記入のうえ、大分県土木建築部 建設政策課までご持参ください。
大分市大手町3丁目1番1号 大分県庁舎 新館7階 TEL 097-506-4561
申請書提出時に、簡単な面接を行い、希望の分野や得意分野、希望動機などをお伺いするとともに、制度と今後の日程についての簡単なご説
明をさせていただきます(5~10分程度)。
※現在、新規募集はしていません。
研修は、年1回、新規登録の手続きが終了した時点で実施しています。(平成22年度は5月実施)
内容としては、
(1)ITアドバイザーとしての業務の説明、心構えなど。
(2)大分県の建設業IT化のための支援事業説明 を予定しております。
原則は、個人の口座に振り込むこととしています。
雇用規定、契約等で、やむを得ず会社の口座へ振り込みを行う必要がある場合は、別途必要な書類がありますので、申請書提出時にその旨
を担当までお知らせください。必要書類をお渡しいたします。