国史跡の新指定等について【佐伯城跡・緒方川と緒方盆地の農村景観・黒ヶ浜及びビシャゴ岩】
印刷用ページを表示する掲載日:2023年4月14日更新
国史跡の新指定等について【佐伯城跡・緒方川と緒方盆地の農村景観・黒ヶ浜及びビシャゴ岩】
国史跡の新指定等について
国の文化審議会(会長 佐藤 信)は、令和4年12月16日(金曜日)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、新たに史跡名勝天然記念物の指定等について文部科学大臣に答申を行い、令和5年3月20日付で官報告示されました。
大分県からは「佐伯城跡」(佐伯市)の史跡指定、「緒方川と緒方盆地の農村景観」(豊後大野市)が重要文化的景観に選定、「黒ヶ浜及びビシャゴ岩」(大分市)が登録記念物(名勝地関係)に登録されましたので、お知らせします。
国の文化審議会(会長 佐藤 信)は、令和4年12月16日(金曜日)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、新たに史跡名勝天然記念物の指定等について文部科学大臣に答申を行い、令和5年3月20日付で官報告示されました。
大分県からは「佐伯城跡」(佐伯市)の史跡指定、「緒方川と緒方盆地の農村景観」(豊後大野市)が重要文化的景観に選定、「黒ヶ浜及びビシャゴ岩」(大分市)が登録記念物(名勝地関係)に登録されましたので、お知らせします。
国史跡 佐伯城跡
1 所在地:大分県佐伯市字城山
2 概 要:佐伯城は、慶長6年(1601)に入部した毛利高政(もうりたかまさ)によって翌年から築城された近世城郭です。近世初頭に、それまでの城郭構造と築城技術を融合して築かれ、山体全体を維持してきた工夫が残る城郭として、我が国の近世城郭のあり方を知る上で貴重です。
2 概 要:佐伯城は、慶長6年(1601)に入部した毛利高政(もうりたかまさ)によって翌年から築城された近世城郭です。近世初頭に、それまでの城郭構造と築城技術を融合して築かれ、山体全体を維持してきた工夫が残る城郭として、我が国の近世城郭のあり方を知る上で貴重です。
佐伯城跡:佐伯市教育委員会提供
国重要文化的景観 緒方川と緒方盆地の農村景観
1 所在地:大分県豊後大野市緒方町軸丸ほか
2 概 要:豊後大野市の西部に広がる丘陵地帯において、水路開削により稲作地帯として発展を遂げてきた農村の変遷を伝える貴重な文化的景観です。水路網や石橋、磨崖仏や石風呂等、人々が時代毎の技術を用いて溶結凝灰岩を開発に生かし、文化や信仰を育んできたことを伝える要素が至る所に残されています。
2 概 要:豊後大野市の西部に広がる丘陵地帯において、水路開削により稲作地帯として発展を遂げてきた農村の変遷を伝える貴重な文化的景観です。水路網や石橋、磨崖仏や石風呂等、人々が時代毎の技術を用いて溶結凝灰岩を開発に生かし、文化や信仰を育んできたことを伝える要素が至る所に残されています。
緒方川と緒方盆地の農村景観:豊後大野市教育委員会提供
国登録記念物(名勝地関係) 黒ヶ浜及びビシャゴ岩
1 所在地:大分県大分市大字佐賀関字大黒地先の海岸及び海域
2 概 要:黒ヶ浜は、大分県東部の佐賀関半島の大黒地区にあり、沿岸のビシャゴ岩とともに観賞されてきた名勝地です。近世以降、広く知られてきた海岸の景勝地であり、地域住民によって保全されている事例として深い意義があります。
2 概 要:黒ヶ浜は、大分県東部の佐賀関半島の大黒地区にあり、沿岸のビシャゴ岩とともに観賞されてきた名勝地です。近世以降、広く知られてきた海岸の景勝地であり、地域住民によって保全されている事例として深い意義があります。
黒ヶ浜及びビシャゴ岩:大分市教育委員会提供