ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 文化 > 文化財・伝統文化 > 文化財の新指定 > 令和4年度大分県指定文化財の指定について

令和4年度大分県指定文化財の指定について

印刷用ページを表示する掲載日:2023年2月22日更新

令和4年度大分県指定文化財の指定について

令和5年2月21日付けで、大分県指定文化財として有形文化財2件を新たに指定しましたのでお知らせします。

1 大楽寺文書 17点

[だいらくじもんじょ]
種   別:有形文化財(古文書)
所在地:宇佐市南宇佐2077番地 大楽寺
年   代:鎌倉時代末~室町時代
概   要:大楽寺は、後醍醐天皇の勅願寺として元弘3年(1333)に建立された。
    勅願寺として認めた経緯や寺領などのことを記した官宣旨(かんせんじ)をはじめ、
    南北朝期の南朝政権や幕府等の文書が伝わる。なかでも、建武政権が出した文書、
    3通の後醍醐天皇綸旨(りんじ)は貴重である。ほかに室町期、戦国期の文書があり、
    これらは中世後期の寺社の修理勧進を伝える重要な史料である。中世の大楽寺と
    それに関係する寺院の活動、特に南北朝期の九州における動向を知るうえで貴重な史料群であり、
    指定に値する。

写 真:大楽寺文書 [PDFファイル/363KB] [PDFファイル/363KB]

2 瑞花鴛鴦八稜鏡 附白磁碗1点 1面

[ずいかえんおうはちりょうきょう つけたりはくじわんいってん]

種 別:有形文化財(考古資料)
所在地:九重町後野上17番地の4 九重町歴史資料館
年 代:平安時代後期(12世紀)
概 要:九重町釘野千軒遺跡から出土した瑞花鴛鴦八稜鏡で、製作技術の高さなどから京都・平安京内の
    工房での製作の可能性が高いと考えられる。
    白磁碗は輸入陶磁器であり、12世紀半ばから後半代の製品である。本鏡は製作技術の高さと墓
    という出土遺構の稀少性が組み合う点で全国的に見て注目すべき資料である。

写 真:瑞花鴛鴦八稜鏡 附白磁碗1点 [PDFファイル/183KB] [PDFファイル/183KB]

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)