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台風対策マニュアル(茶樹)

印刷ページの表示 ページ番号:0002070332 更新日:2019年8月15日更新
 

台 風

〔茶樹〕

1.被害の発生様相

(1) 茶園の冠水、排水不良による根腐れ。
 
(2) 表土の流亡や法面の崩壊。
 
(3) 製茶工場の損壊。
 
(4) 防霜ファンの損壊。
 

2.事前対策

(1) 新規造成茶園は、台風によって大量の降雨があると土壌が流亡する場合があり、法面の地滑りや崩壊の事故が起こることがあるので表面水の排水溝や側溝の管理を行う。
 
(2) 新植茶園ではソルガムを各うね間に間作(1.8m間隔)すれば台風の強風や潮風による枯死被害を最小限に抑えられることができる。
 
(3) 幼木園では防風ネットを設置し、株元やマルチ資材への土寄せにより、茶株の揺れやマルチのばたつきを防止するとともに、表面水の排水対策を行う。
 
(4) 2~3年生の茶園では、徒長枝を整せん枝する。
 
(5) 製茶工場(煙突、屋根、雨とい、窓等)の点検・整備・補強を行う。
 
(6) 防霜ファンの支線等を補強し支柱の転倒がないように点検・整備を行う。
 

3.事後対策

(1) 滞水・浸食部分の速やかな排水処理と改修を行う。
 
(2) 風雨による倒伏や地際部に損傷(根回し)を受けた幼木園では、できるだけ早く株元への土寄せや保護を行う。
 
(3) 強風により葉の損傷を受けた茶園では殺菌剤を散布する。
 
(4) 降雨が少なく、海からの風で塩分が付着したとみられる茶園では、できるだけ早く散水して塩分を除去する。
 
  

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