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少雨・高温対策マニュアル(しいたけ)

印刷ページの表示 ページ番号:0000292124 更新日:2025年5月27日更新
1.被害の発生様相
(1) 伏せ込み地における入れ木の種菌活着・伸長不良と高温障害
 ア 植菌後(主に3月~5月頃)に、高温や少雨等の影響で入れ木の乾燥状態が続くと、地域や地形によっては種菌の初期活着の不良が懸念される。
 イ 空梅雨や早期の梅雨明け、夏場の少雨等、長期間(約2週間以上)に渡って高温乾燥の状態が続く場合は、菌糸の材内伸長に悪影響を及ぼす恐れがある。
 ウ 1年目、2年目の入れ木ともに高温障害を引き起こす恐れがある。
 
(2) ほだ場内のほだ木の損傷
 ア 過乾燥によるほだ木の損傷が心配される。
 
2.対策
(1) 伏せ込み地における入れ木について
 ア 笠木や遮光ネットのずれ、損傷等を確認し、入れ木に直射日光が当たる場合は早急に補修する。なお、遮光ネットを使用する場合は、笠木の薄掛け等により入れ木との空間を20cmほど空け、両サイドは包み込まず、裾を広げることで通風を図る。
 イ 下刈りは全面刈りでなく、入れ木の列の両サイドを部分的に残すなど、地形や風当たりを考えて、過乾燥にならないように工夫する。
 ウ 散水が可能であれば、1週間に1回2~4時間程度、日没以降の時間帯に水分の供給を図る。〔日が当たり、気温が上昇する時間帯に散水すると、高温湿潤害菌(ヒポクレア属菌など)の被害を受ける確率が高くなるため〕
 エ 笠木等の被陰材が十分に確保できない場合は、夏場でも高温になりにくいスギ林等の風通しの良い林内を活用してほだ木を管理すること(林内伏せ込み)も検討する。
 オ 伏せ込み2年目の夏の高温による影響を避けるため、1年目の冬から2年目の春にかけてほだ場に移動する1年起こしを検討する。
 
(2) ほだ場内のほだ木について
 ア 散水施設を活用し、1週間に1回2~4時間程度、日没以降の時間帯に水分の供給を図る。

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