9 現金給与総額
 
(1)概況
   現金給与総額は2567億円で、前年に比べ154億円の減少(前年比 5.7%減)で昨年に引き続き減となった。増減率でみると小規模層、大規模層の順で減少した。4業種で増加、20業種で減少している。(利用上の注意5(2)
(表18,19)
 
(2)現金給与率(従業者30人以上)
  現金給与率は8.7%で、前年に比べ0.5ポイント低下した。10業種で上昇、13業種で低下している。
業種別の現金給与率を高い順にみると、なめし革(X%)、衣服(34.3%)、印刷(28.4%)、その他製品(25.2%)などの順となった。
(表19)
表18 従業者規模別現金給与額(従業者4人以上)
・従業者30人以上
  常用労働者1人当たり現金給与総額(千円)=現金給与総額(万円)÷常用労働者年間月平均数×10
・従業者4〜29人
  常用労働者1人当たり現金給与総額(千円)=現金給与総額(万円)÷常用労働者数
×10
 
注1)
 現金給与総額には臨時雇用者に対する給与も含まれているが、臨時雇用者数は常用労働者数には含まれていない。常用労働者一人当たり現金給与総額は、厳密には臨時雇用者に対する給与を除いて算出すべきではあるが、現金給与は区別されていないため、そのような調整は行ってはいない。

(3)常用労働者1人当たり現金給与総額
   常用労働者1人当たりの現金給与総額は3927千円で、前年に比べ38千円の減少(前年比1.0%減)となった。
 従業者規模別では、大規模層で最も高く、次いで中規模層、小規模層の順となった。
業種別の常用労働者1人当たりの現金給与総額を高い順にみると、化学(6816千円)、鉄鋼(6471千円)、石油・石炭(6465千円)、非鉄金属(6081千円)となった。
(表18,表19)
表19 業種別現金給与総額(従業者4人以上)

現金給与率(従業者30人以上)=現金給与総額÷ (生産額−消費税を除く内国消費税額−推計消費税額)×100

** 工業統計調査TOPへ **

** 目次へ**