7 原材料使用額等
  
(1)概況
  原材料使用額等は1兆6091億円で、前年に比べ8億円の増加(前年比 ±0.0%)となった。
(利用上の注意5(2)                                  
  (表13,14)
(2)業種別状況
  前年に比べ増加したのは12業種、減少も12業種となった。
・主な増加業種 ・主な減少業種
電気機器 (前年比 526億円・29.2%増) 電子部品 (前年比 492億円・19.3%減)
鉄  鋼 ( 同   151億円・ 9.5%増) 化  学 ( 同   342億円・15.6%減)
石油・石炭 ( 同   123億円・ 6.4%増) 窯業・土石 ( 同    52億円・11.3%減)
(表14)
 
表13 従業者規模別原材料使用額等(従業者4人以上)
  
(3)原材料率(従業者30人以上)
   原材料率は61.6%で、前年と同じであった。
 業種別では、12業種で上昇、12業種で低下している。上昇業種のうち情報通信の12.2ポイント、印刷の10.8ポイントが大きく、低下業種では、繊維の△14.0ポイント、鉄鋼の△7.4ポイントが大きい。原材料率を高い順にみると、石油・石炭(X%)、電気機器(82.3%)、プラスチック(74.6%)、非鉄金属(74.0%)となった。
(表14)
 
表14 業種別原材料使用額等(従業者4人以上)
 
原材料率=原材料使用額等÷(生産額−消費税を除く内国消費税額−推計消費税額)×100

 この値が高いほど、生産活動に占める原材料、燃料、電力、委託生産費(外注加工費)などの費用の割合が高いといえる。この値の変動要因としては主に、
  [1]原材料、燃料、電力、委託生産費(外注加工費)の価格の変動
  [2]出荷単価の変動
  [3]出荷している製品の構成割合の変化(原材料率の高い製品の出荷割合が増えれば、原材料率を上げることになる)、
などがあげられる。

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