ニホンカモシカ
分類群:哺乳類
学名
Capricornis crispus (Temminck)
目名
偶蹄目
目名学名
ARTIODACTYLA
科名
ウシ科
科名学名
Bovidae
カテゴリー
大分県:Ⅱ(VU) 環境省:地域個体群(LP)
選定理由
祖母・傾山系に安定して生息するが,単純一斉造林(スギ・ヒノキ植林)による壮齢林は生息分布域とはならないため大分県下では生息地は限定されている。
県内分布
祖母・傾山系
分布域
本州,四国,九州(熊本・大分・宮崎)
世界的分布
生育環境
低山帯から亜高山帯にかけてのブナ,ミズナラなどが優占する落葉広葉樹林,針広混交林などに主として生息。各種木本類の葉,広葉草本,ササ類などを選択的に菜食する。
現状
県下では祖母・傾山系の標高およそ400m以上の広葉樹林,およびその二次林,植栽幼齢林に生息。広葉樹やササ類の葉や冬芽などの他,崖地のケイビランに食痕がめだつ。自然林の伐採やスギ,ヒノキの植林地化による影響をはじめ,密猟が生存に悪影響を及ぼしている。
備考
特別天然記念物,日本固有種。日本哺乳類学会;保護すべき地域個体群(九州)