ハルザキヤツシロラン
分類群：種子植物
学名
Gastrodia nipponica (Honda) Tuyama
科名
ラン科
科名学名
Orchidaceae
カテゴリー
大分県：ⅠＢ（ＥＮ） 環境省：Ⅱ（ＶＵ）
選定理由
「豊後水道後背地域」で１か所，生育地が確認されている。常緑樹林内に生育する腐生ランで，年による生育状態の消長が激しく，環境変化や人による採取で絶滅の危険性は高い。
県内分布
豊後水道後背地域，(別府湾沿岸域)
分布域
本州(紀伊半島),四国,九州(大分･宮崎･鹿児島),琉球
世界的分布
生育環境
保存のよい低山地の林内。
現状
2004年から2005年まで，「豊後水道後背地域」には，多い年には10数本の果実をつけた個体が見られた。その後，周囲の樹木伐採により見られなくなっていたが，2010年6月，果実をつけている１株が確認された。いずれも，現在まで花は確認されていない。県内では他に「別府湾沿岸域」に，文献による記録はあるが，その生育地は把握されていない。
備考
国定公園指定植物［日豊海岸］
