出身は兵庫県、大学は北海道、NGOの一員としてタイでの生活経験あり。「緑のふるさと協力隊」の一員として、4月から大野町に滞在し、農業や地域づくりのお手伝いをする服部美希さんのプロフィールです。
山村に興味を持つ若者を協力隊として大野町が初めて受け入れたのは平成15年。服部さんは2人目です。里の駅「大地」や水墨画教室での活動、保育園児との田植え、7月からはピーマンや葉たばこなどの農作業も体験している服部さん。「土地に根ざして生きている農民の強さにひかれました。農業中心の地域で『食』を通して土地とつながっていられるのは素晴らしい。永住するかはわからないが、派遣期間終了後も大野町で仕事を見つけて暮らしたい」と語る服部さんには、大野町はとても魅力ある地域に映ります。同時に、若者が出て行くのはなぜか、という疑問も持っています。どうしたら若者が残る町になるのか、と。
そこで大野町は、住民が集まりやすい場所を若者の活動拠点として整備し、そこを地域の祭りや郷土芸能を伝承する場所、インターンシップで受け入れた都市部の若者と住民とが交流する場所として活用することを計画しています。都市からの新しい風で地域再生を目指すのです。
大野町の観光行事 |
◎沈堕(ちんだ)の滝・雪舟まつり
雪舟が鎮田瀑図(ちんだばくず)として描いたことでも知られる沈堕の滝。
神楽や獅子舞などの郷土芸能が披露され、水墨画の作品展などが開催される。
町では、平成2年から水墨文化の里づくりに取り組み、小学校教育の中にも水墨画を取り入れている。
期日:10月下旬
場所:ちんだ滝見公園(主会場)
問:大野町産業振興課
TEL.0974-34-2301 |
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水墨画体験教室 |
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「合鴨農法」を手作りの紙芝居で
説明する服部さん(写真左) |
園児との田植え |