秋季企画展のお知らせ
秋季企画展「縁起が語るもの」及び記念講演会のお知らせ
10月12日(土曜日)より、先哲史料館では、秋季企画展「縁起が語るもの」を開催いたします。
縁起という言葉は、現在「縁起がいい」「縁起が悪い」という使われ方をします。しかし、もともと縁起は物事の由来や事のおこりを意味する言葉です。ここから、寺社を建てる、仏像をつくる、偉大な功績を残した人物を語る、あるいは土地にまつわる由緒、こうした様々な物語を人々が語り伝え書き継ぐことで今日まで伝えられたものが、縁起とよばれています。縁起は歴史的な事実をそのまま記録したものではない部分もありますが、その縁起を伝えてきた人々が拠り所としてきた物語です。
本展では、六郷満山の開山とされる仁聞(にんもん)、臼杵磨崖仏を作ったとされる真名野長者(まなのちょうじゃ)、県内各地のお寺や石仏の開基とされる日羅(にちら)の縁起を中心に取り上げ、ふるさとの人々が大切にしてきた地域の歴史と文化を読み解きます。
(左)人聞菩薩朝記(石清水八幡宮書状、重要文化財) (右)仁聞菩薩像(豊後高田市・長安寺所蔵)
秋季企画展 記念講演会のお知らせ
期 日 11月2日(土曜日) 13時30分~15時00分
会 場 豊の国情報ライブラリー2階視聴覚ホール(大分市王子西町14番1号)
講 師 時枝 務氏(立正大学教授) (仮)「縁起と霊場」
※事前申し込みは不要です。
電話 :097-546-9380
E-mail:a31710@pref.oita.lg.jp
詳細は下記のチラシを参考ください。